幸運にも私の手元には子猫の世話に必要な物資がそろっていたのです。それは昨年もらったものでいつか役に立つかもしれないととっておいたものでした。
子猫をすぐにお風呂に入れ、丁寧にノミ取り用の櫛でノミを取り除きました。気分が良くなったらしく子猫は喉をゴロゴロと鳴らしました。ノミはいなくなったようです。私は子猫にハーパーと名前を付けました。

ハーパーは翌日には体重を増やし始めました。抱きしめられたりお腹を擦られたりするととても嬉しそうな表情を見せてくれました。幸せそうなハーパーを見ると私も幸せになりました。
数日後には白癬の症状がほぼ完治し、食欲旺盛で元気を取り戻すことができました。
シェルターから救出して1週間後、ハーパーはほかの子猫達と一緒に大きな子猫用の部屋で過ごせるようになりました。彼女はそこでオモチャで遊び始め探検を始めました。

8月の下旬、感染症に苦しむ子猫の姉妹のお世話を始めていました。当時生後約1か月のオリビアとエマです。
2匹はネグレクトのために衰弱した状態で保護され、動物監理局に収容されていました。
哀しいことに私たちは衰弱の激しかった弟を助けることができませんでした。
しかし姉妹は生き延びるために奮闘し、支え合い、ありがたいことにその後回復に向かいました。
ハーパーのお世話を始めたときからいずれ2匹にハーパーを紹介しようと考えていました。

ハーパーはしばらくひとりぼっちだったので、他の子猫との付き合い方を思い出さなければなりませんでした。3匹を紹介し合ったとき、ちょっとお転婆なハーパーにオリビアは逃げ出してしまいました。
私は彼女たちが一緒に遊ぶのを監督し、一緒におやつをあげて彼女たちにとっていい時間をできるだけ一緒にすることから始めました。1週間ほどの時間をかけ彼女たちはゆっくりと友達になっていきました。

ハーパー、エマ、オリビアは私の膝が空いているのを見つけるとそろって膝に上りました。
中でもハーパーは私から目を放そうとしませんでした。
ハーパーは私の肩に上るのが大好きで肩に上っては顔を擦りつけ、耳たぶにキスをしました。

世界中のシェルターにはハーパーやエマやオリビアのようなたくさんの子猫がいます。
ほんの少し手助けをするだけで子猫の人生を大きく変えることができるのです。
養育ボランティアの方法には様々な選択肢があり、手助けをすることでその家族は想像以上に多くのものを受け取ることができます。一人でも多くの人に経験してほしいと思います。

ハーパー、エマ、オリビアは準備を整え、新しい家族を探し始めました。
苦難に始まった人生を支え合ってきたエマとオリビアの姉妹には一緒に迎えてくれる家族を探そうと思っています。

週末に私の家を訪れた小さな姪はハーパーにたくさんのキスをしていました。
ハーパーは誰かの膝を温める日を楽しみにしています。