両親の家の庭に母猫が現れたのは夏のはじめのことでした。
母猫は食べものをもらうために大きな声で鳴きお腹を満たすと庭で体を休めていました。
脚の治療をしたかったので彼女の後を付けて子猫たちを一緒に保護しました。
子猫たちは歩くことを覚えはじめた小さな子猫たちでした。

母猫の足は関節に古い骨折の跡があり、治療されずにつながったために曲げることができなくなっていました。獣医師は日常生活に支障が無いので治療は必要ないと判断しました。

5匹の子猫たちは母親がしっかり世話をしていたようで、とても元気で特に問題はありませんでした。

母の知人に熟練の養育ボランティアの女性が見つかり一家はそこで暮らし始めました。

ところが子猫たちが生後7週を迎える頃、女性が腰を痛めてしまい一家のお世話ができなくなりました。一家は両親の家の一室で世話をすることにしました。

部屋中を縦横無尽に走り回り、あちこちでレスリングが始まり、オモチャを追いかけ・・・
一度スイッチが入ると子猫たちは疲れ切るまで遊びを止めることはありませんでした。

母猫はとても愛情深く世話をし、そしてとても忍耐強く子猫たちのヤンチャな遊びを見守りました。
母猫はいつも眠くなった子猫が自分の周りに集まってくるまで自由に遊ばせていました。

成長した子猫たちの遊びはますます激しさを増しました。

必死でよじ登っていた踏み台には軽々と飛び乗ってしまいますし、ポールだって一瞬で一番上に届いてしまいます。

走る子猫をカメラで捉えるのに苦労しました。

夜になって、子猫たちの遊びの中に母親が加わりました。

母猫を相手にレスリングをする子猫を見ると成長を感じます。

走り回る子猫に母猫は自分の座る場所を確保するのも大変でした。

子猫たちは遊び疲れると母猫のお腹に集まって顔をうずめて眠りました。
子猫たちにとって母親に勝るものはありません。

一家が両親の家で暮らし始めたとき、私は彼らの新しい家を探し始めました。

ありがたいことに子猫は全員新しい家を見つけてすでに新しい暮らしを始めています。
彼女にとって最後の子猫たちを立派に旅立たせた母猫は両親の庭で暮らす7匹の猫と一緒に暮らしています。
これからは自分のための暮らしを楽しんでほしいものです。