10月最初の火曜日でした。その日、夜遅く仕事から帰った私は夕食を摂ったらすぐに寝るつもりでした。
寝室に入った私は、ベッドの上で冬用のシーツと掛布団に身を包んだ猫と目が合いました。
フェジンは私の猫ではありませんが、まるで私の方が侵入者とでもいうような目で見上げました。

フェジンは私の近所で暮らす野良猫です。
どうやらアパートの窓から侵入したようですが、調べてみると網戸の穴を通って部屋に入っていました。
彼女が私の部屋に入っていたのは初めてではありませんが、これまでにベッドで寝ていたことはありませんでした。

彼女はちょっといたずら好きで自由に街を遊びまわっています。
近所のカフェの椅子で寛いでいたり、アパートの外で日向ぼっこをしたり…
彼女なりに幸せな毎日を楽しんでいるようです。

その日の夜、フェジンは泊まっていくことはしませんでしたが、きっとまたやって来るでしょう。
冬が来たら私はフェジンをベッドルームに招こうと思っています。

私はフェジンが温かい場所を必要とするなら私の自宅に来ると確信を持っています。
インスタンブールで暮らす猫はみんな私たちのボスですから。