車を降りて近付きましたが、子猫は走って逃げることができませんでした。子猫を抱き上げて持っていた毛布でくるみました。
子猫はノミで覆われてぐったりとしていました。自宅に着くと、子猫を温かいお風呂に入れて食べものをあげました。ホッとしたのか子猫はそのまま眠りにつきました。

私は猫を飼った経験がなかったので、Facebookでアドバイスを求めました。
子猫には治療が必要でしたし、私はすぐに東海岸へ引っ越す予定だったのですぐに子猫の引き取り手を探し始めました。
情がうつるのが怖かったので名前は付けないで置きました。

翌日、私は子猫をシェルターへ連れて行きました。その方が早く引き取り手が見つかると思ったのです。
しかし、シェルターには小さな子猫を預かる資源がないことを知りました。

子猫に早く安心してほしい・・・そう思っていたのに、シェルターを出た私は自分以外に子猫を助けてあげられないのだとはじめて実感しました。

私は子猫を家族に迎えることを決めました。

子猫を動物病院へ連れて行き、移動のための搭乗の準備も依頼しました。
私はベラと名前を付け、ベラは正式に私の家族の一員に加わりました。

私はチワワのバスターと暮らしてきました。
ベラに初めてバスターを紹介したとき、2匹はソファの上でした。
バスターと見詰め合って固まっていたベラは、まるで腰が抜けるように後ろに倒れると私の傍に帰って来ました。
その時以来ベラはバスターを慕い、家中バスターの後を付いて行くようになりました。

そして、ベラは初めてのフライトを迎え、バスターと一緒にロードアイランドの新しい家を目指しました。
私の心配をよそに、ベラは飛行機の中でも落ち着いて過ごすことができました。

新しい家での暮らしが始まり、ベラの足も順調に回復へ向かいました。
ベラの勇敢さはバスターも認めるところで、彼はベラの少々お転婆なところも優しく受け入れてくれています。
ベラはバスターが大好きで常に彼から1mと離れません。バスターが食事を始めると、ベラはしっぽを振って逃げだし、すぐにそばに戻ってきます。
ベラは自分のベッドを持っていますが、ベラはしばしばバスターのベッドに押しかけては小さな体をさらに縮めてバスターの傍でお昼寝をしています。

出会う以前の彼女に何があったのかは分かりませんが、私たちの家族に加わった今、少なくとも彼女は生き生きと輝いています。
ベラを連れてきた最初の夜、彼女は私たちのベッドの先に上がり、私たちより先に眠りにつきました。
私と出会ったときからベラは自分の家を知っていたのかもしれません。