おじの家の壁の中から聞こえているようでした。6日ほどかけて徹底的に探した結果、外壁の厚い蔓の下に小さな子猫が1匹で隠れていました。他に猫の姿はなく、とても怯えて怖がっていました。私は子猫を自宅のトレーラーハウスに連れて帰り、すぐに子猫を温め、たくさんの食べものを与え、お風呂に入れました。
その日の夜、子猫は一晩中、私の脇の下に寄り添って眠りました。私は子猫に心を奪われてしまいました。

3日目、元気を取り戻した子猫を動物病院へ連れて行き、必要な医療を受けることができました。
子猫は生後5週のメス、私はグレイシーと名前を付けました。グレイシーはすでにトイレを練習していて私を驚かせました。
私のトレーラーハウスはとても小さいので、グレイシーをできるだけ外に連れ出しました。嬉しいことにグレイシーは毎日のハイキングと海が大好きでした。

ビーチで砂に慣れたグレイシーは私の後を追って走るようになりました。
そしてわずか4日ほどで上手に泳げるようになりました。彼女は完全に私を信頼してくれ、泳ぎたいと思っているようです。
週に3~4回10分程度の短い時間ですが、深い場所では私の背中に乗るようにトレーニングをしました。
私の頭や肩にはたくさんの傷があったので、まだグレイシーは十分楽しむまでには至りませんでしたが、彼女は海に入るごとに間違いなく楽しくなっているようでした。
幸運なことにグレイシーは彼女の安全を守るために傍にいることを理解してくれていました。

私はグレイシーと海に入るとき、ビーチに真水の入った容器を日に当てておきます。
そして木陰にタオルとグレイシーのおやつを置いています。
グレイシーは海から上がるとタオルに向かいます。私は温かくなった真水で彼女を洗い、タオルでしっかりと水分を拭き取ります。その間、グレイシーはじっとしていてリラックスしていくのが分かります。

6月のはじめ、地面の水を飲んでしまったグレイシーはジアルジアとコクシジウムに感染してしまい、下痢と吐き気に悩まされてしまいました。
毎晩1時間ごとに鳴くグレイシーをトイレに運ばなければなりませんでした。
1週間ほどで回復に向かいましたが私は心配でたまりませんでした。
幸い、気分が良くなり始めたグレイシーはトレーラーハウスのベッドでフリスビーで遊ぶことも覚えました。

避妊治療を受けたグレイシーは、しばらく海に入ることを避けて散歩を楽しんでいました。しかし、次第に近くの探検に飽き足らなくなったようでした。
私はグレイシーにハーネスとリードを付け、バックパックを背負って森の中へハイキングに連れて行くことにしました。
グレイシーはよほど楽しかったのか約2.5kmもの山道を自分で歩くと言い張りました。

グレイシーはオモチャでも遊びますが夢中になることはありません。
彼女は木登りが大好きだし、ビーチを走ったり、ハイキングをしたり、私と泳ぐことが大好きです。
私はビーチも海もハイキングも時間をかけて彼女が楽しめているかを確かめました。
私にとって重要なのはグレイシーが自主的に楽しんでいるということ、私と一緒に彼女自身が冒険を楽しんでいるかということです。

私は自然が大好きで外にいることが好きで、かなり活動的です。
歳を重ねても落ち着くことはないかもしれません。
そんな私は仲間が欲しいと思っていました。
グレイシーは母親や家族を失い、彼女には誰もいませんでした。グレイシーに家や家族が必要なとき私たちは出会いました。それは突然で予想もしていませんでした。
グレイシーは成長と共にたくさんのことを学び、成熟した猫になっています。
グレイシーは私にとって完璧でした。