女性が木箱に近付くと猫は逃げてしまいました。中に子猫がいるのを見て驚いた女性は写真を撮り、友人のステファニーに送って助けを求めたのです。
ステファニーは1時間ほど車を走らせ女性のもとへ駆けつけました。

ステファニーは母猫が自分には近づかないことを知っていたので、安全に保護するために木箱の近くにトラップを仕掛け、少し離れた場所で母猫が戻って来るのを待つことにしました。

約4時間後、トラップの扉が下りた音がしました。
母猫はとても怯えていて野生のようでした。母猫は唾を吐きステファニーがケージの傍に近づくことを拒否しました。
ステファニーは子猫をキャリーケースに移し、母猫のケージと一緒に自宅へ運ぶとそのままバスルームに置きました。
子猫たちはまだ目も開いていませんでした。

ステファニーは母猫のケージに子猫たちを返しましたが、怯えてパニックに陥った母猫はケージの隅で身を縮めていました。最初の24時間はステファニーが子猫達にミルクを与えなければなりませんでした。
1日が経ち、そこが自分にとって安全で食べものがたくさんあると気付いた母猫はお腹を空かせた子猫の鳴き声ですぐにお世話を始めました。

ステファニーは母猫にレクシーと名前を付けました。
レクシーはとても若く、恐らく初めての出産だと思われました。とても痩せていて十分なミルクを作れていないかも知れません。
ステファニーは毎日子猫たちの体重を測って健康状態をチェックしました。ステファニーの献身的な支えのおかげで子猫たちは毎日少しずつ体重を増やすことができました。

子猫はメスが4匹、オスが1匹。
ステファニーはそれぞれアリス、タリア、ピクセル、ノア、チューイと名前を付けました。

獣医師の診察を受けた一家には幸い健康上の大きな問題は見つかりませんでした。

ステファニーが子猫のお世話を手伝うことを仕方なく許していたレクシーは、彼女自身がステファニーに心を開くまで約3週間が必要でした。
一旦心を開くと、レクシーはとても穏やかで社交的な個性の持ち主だと分かりました。
レクシーはステファニーに撫でられると喉をゴロゴロと鳴らしとても愛情深い猫でした。

子猫たちが離乳を迎えたとき、一家は地元の動物保護施設シャトンズ・オルフェリンズ・モントリオールに移され、そこで新しい家族を探し始めました。すでに子猫の2匹が一緒に旅立って行き、避妊治療を終えたレクシーと3匹の子猫も出会いを待っています。

とても若く初めての子猫たちを守っていたレクシーはとても幸運でした。
優しい女性に発見され、ステファニーという頼もしい救助者に助けられることができました。
はじめは人間を怖がっていたレクシーも、ステファニーに協力してもらった最初で最後の子育てを無事に終えることができました。彼女たちにはきっといい出会いが待っているでしょう。