せっかくの土曜日なのに、その日は夜明けに目が覚めてしまいました。
ベッドから起き上がってTNR活動のために仕掛けておいたトラップの様子を見に行こうと思い支度を始めました。
車に荷物を積んで出発しようとしたとき、子猫の叫び声が聞こえました。

叫び声を頼りに探し始めましたが、一向に見つけることができませんでした。諦めきれなくてもう1度周囲をくまなく探してみると建物の壁の隙間に子猫を見つけることができました。
私を見た子猫はさらに大きな声で叫び、手足をばたばたさせてもがきました。
子猫を掬い上げて抱きしめるとすぐに落ち着きを取り戻してくれました。

前の日の夜は寒かったのできっと子猫は少しでも暖をとるために入り込んでしまったのでしょう。
子猫を見つけたのは猫の避難場所になっている建物の正面でした。どうして子猫がその場所にいたのかは分かりませんが、私はきっと中に住んでいたのだろうと思いました。
大切なのはチャンスを掴んだ子猫を助けることです。
私は子猫を家に連れて入り、私が活動しているアレイ・キャット・レスキューに連絡を取りました。

子猫の目が傷ついていましたが、それ以外はほとんど健康なようでした。
ブランケットに包んで抱きしめるとゴロゴロと喉を鳴らしました。数時間後には私の腕の中で眠ってしまいました。目を覚増した子猫のお腹を擦ると子猫は宙でふみふみをしました。
私は甘い子猫にすっかり心を奪われました。
アレイ・キャット・レスキューは翌日の朝に動物病院の予約を入れました。

動物病院で診察を受けた子猫は生後2.5週から3週のメスでした。点眼薬と抗生物質が処方されましたが、幸い感染症を起こしかけていた目以外は健康だと診断されました。
子猫はアレイ・キャット・レスキューでお世話をされることになりました。
食欲もあり、誰かに抱っこされるたびに眠ってしまいます。

せっかくの土曜日なのに夜明けに目覚めるなんて私には前代未聞のことでした。
幸運な偶然だったかもしれませんね。