現場に駆け付けた救助ボランティアのメリッサは、プラスチック製の頑丈な外壁を破り断熱材の中に隠されていた子猫を助け出しました。メリッサたちは周囲を探しましたが、母猫の姿を見つけることはできませんでした。
自宅に連れて帰った2匹は衰弱し脱水状態に陥っていました。私は夫と協力して24時間体制の看護を始めました。

生後間もない子猫たちは十分な母乳をもらうことができず、母乳からしか得られない栄養が不足していました。
私たちは懸命の看護を続けましたが、しばらくしてオスの子猫が肺炎を起こしてしまい私たちは彼を救うことができませんでした。私たちは唯一生き残ったメスの子猫にメイジーと名前を付けました。

メイジーは始めから小さなファイターでした。彼女は食べることが大好きでミルクをあげると最後の1滴まで無駄にしないくらい一生懸命に飲みました。メイジー自身が絶対に生き延びようと固く決心しているように思えて、私たちに大きな希望を与えてくれました。

その後の数週間、メイジーはたっぷりのミルクや食べものをお腹いっぱいになるまで食べました。そして、ずっと飢えてでもいるかのように強い食欲を維持し続けました。
小さく生まれたメイジーは生後5週になるとようやく自分で食べられるようになり、初めてウェットフードのお皿と格闘しました。
身体の半分がお皿の上にかぶさり、メイジーの小さな前足がウェットフードの中に潜り込んでいきました。それはまるで食べものの中を泳いで進んでいるようでした。

メイジーがかなり汚れてしまうので、私たちは色々なお皿を試してみました。でも、メイジー自身が泳ぐような食べ方にとても満足していました。私たちは嬉しそうに食べるメイジーが微笑ましくてそのまま平らなお皿を使いました。
食後のメイジーは全身が食べ物まみれになっていましたが、いつも嬉しそうに私たちのところへ走ってきました。

少しずつ体重を増やしたメイジーに、私たちは友達が必要だと思い私が育てている年上の子猫達にメイジーを紹介しました。
年上の猫に可愛がられたメイジーはその後もたくさん食べて順調に成長し、後に続く小さな子猫たちを受け入れる辛抱づよい優しい子猫になりました。

私たちと暮らして3ヶ月が経ったとき、メイジーは何よりも動物が大好きな若いカップルの家族に加わることが決まりました。
メイジーの新しい家にはコーダという犬の姉が待っています。
私たちは彼女にとって最高の家が見つかったことを幸せに思いました。

メイジーの弟が亡くなったとき、私たちはメイジーのことをとても心配しました。彼女は衰弱の激しかった弟に常に寄り添い、抱きしめていました。
メイジーはその小さな体に驚くような強さをそなえ、数々の困難を乗り越えて旅立って行きました。
私たちはメイジーの道のりを誇りに思っています。