当時3歳だったティガーはマギーさんたち家族に可愛がられてしあわせに暮らしていました。
ところがある日、誰かが不用意に開けてしまったドアからティガーが外へ逃げ出してしまい、そのまま行方不明になってしまったのです。
懸命に探すマギーさんたちでしたがティガーが戻ってくることはありませんでした。
深い悲しみの中、1年が経過しマギーさん一家は10件ほど離れた別の家に引っ越すことになりました。彼女たちは近所の人にティガーを見かけたら知らせてほしいとお願いしていたそうです。

一方、シェルターで働くキャロルさんは、3年前にときどき自宅に姿を見せる1匹の野良猫に気付きました。
野良猫になかなか近づけなかったキャロルさんでしたが猫が現れると食べものを与え始めました。
野良猫との距離を縮めることができないまま、キャロルさんと息子さんは次第に状態が悪くなる猫を心配していました。今年の春、姿を見せた猫は少し元気を取り戻していましたが、彼女たちは野良猫に近付くために一生懸命信頼を得ようと努力し、ようやく撫でることができるようになりました。

キャロルさんは甘えるようになった猫に、以前は飼い猫だったのではないかと感じるようになりました。
8月のある日、彼女は施設からマイクロチップのハンディ・スキャナーを借りていき、野良猫をスキャンしてみました。
すると、マイクロチップのデータから野良猫がティガーであることが判明したのです。
彼らはすぐにティガーを施設のクリニックに連れて行き、飼い主のマギーさんに連絡を取りました。

クリニックの獣医師に診察を受けたティガーはすでに14歳、しかし幸いなことに健康上の大きな問題は見つかりませんでした。
シェルターに迎えに来たキャロルさんとティガーは長いときを越えて再び抱き合うことができました。
キャロルさんは10年以上たってもいつかきっとティガーと会える日が来るとずっと信じていたそうです。
メディアの取材でマギーさんはキャロルさんと息子さんの努力に深い感謝を語っていました。

シェルターのSNSに投稿されたティガーとマギーさんの再会は大きな反響を呼び、特にペットを飼うたくさんの飼い主の心を温めました。