保護されたときのナオミはノミに覆われていましたが、幸い健康上の問題は見つかりませんでした。しかし、ひとりぼっちで生き延びてきたナオミは社交性や協調性に欠け、飼い猫として暮らしていくには同じ年頃の友だちから学ぶ必要がありました。

7月のはじめ、私たちはスシと名付けた子猫を保護しました。スシはとても穏やかで優しく、人間とふれあうと喉をゴロゴロと鳴らすとても甘い個性を持っていました。スシの遊び心のある甘い個性は最も激しい個性のナオミをも鎮めることができました。私たちは2匹をペアでお世話をすることに決めました。

健康状態が確認され、2匹を紹介し合うと幸せなことに2匹は生まれた時からずっと一緒にいたかのようにすぐに打ち解けました。スシはナオミに寄り添い、ナオミは穏やかで優しいスシを大好きになりました。

ロサンゼルスに暮らすヴィッキーが私たちのSNSでナオミの写真を見つけ一目で心を奪われました。彼女は家族に迎える子猫を探していたのです。ヴィッキーはどのようにすればナオミを引き取ることができるのかを考え、候補の筆頭になるために引き取ることを前提にしばらく里親として育ててみたいと言ったのです。私たちはナオミにはスシという親友がいることを伝えました。
するとヴィッキーは『完璧』と喜んで2匹を自宅へ迎えました。

ヴィッキーは自宅のバスルームに腰を下ろして、始めて2匹とふれあいました。
2匹はあぐらを組んだヴィッキーの足の上が気に入ったようです。
ヴィッキーに撫でてもらっていたスシはあまりの心地よさに腹ばいになって眠ってしまったそうです。

ヴィッキーと彼女の夫は、ナオミとスシの絆がどれほど特別なものなのかすぐに理解することができたのだそうです。
スシは間違いなく2匹の間で姉の役割を果たしていて、ナオミに噛み過ぎたり引っ掻いたりしないように教えていました。ナオミはすべての妹が姉のマネをするように彼女もスシの真似をします。
未だ覚えなければならないことがあるナオミはスシを尊敬していて彼女のマネをして覚えようとしているのです。

ヴィッキーはスシのことを未来のオリンピック選手と呼ぶことを気に入っています。
『スシは理解が早く、教えるのがとても上手だからです。ナオミはスシを観察してスシのようになろうとかなり努力しています。ナオミは文字通りスシの前脚の跡を踏むことさえあります。少しせっかちなナオミは私たちによく話しかけてきます。』

ヴィッキーたちはナオミという子猫と出会い、完璧な絆を築いた2匹の子猫を家族に迎えました。
『この短い間に、ナオミとスシは追いかけっこをして自分たちのオモチャで遊び、そして、抱き合ってお昼寝をしてそうやって素晴らしい子猫に成長しました。』
ナオミとスシはかけがえのない友達と一緒に、愛情を注いでくれる両親のいる家で幸せに暮らしています。