子猫たちは栄養失調に陥り、上気道感染症と目の感染症のためにひどい苦痛を抱えていました。
そんな子猫たちに獣医師は前向きな見通しを語ることはありませんでした。
私たちリトル・ワンダラーズは決して諦めることはありません。子猫たちはまだ生きようとしていました。私は獣医師の勧めを受け入れることはできませんでした。
私たちは母猫にコロンビア、4匹の子猫にシルビア、ハーベイ、エレン、アンダーソンと名前を付け、お世話を始めました。

目に重い症状を抱えた2匹のメスの子猫シルビアとハーベイは、施設の病院で医療コーディネーター兼獣医のフェイスのもとで治療をすることになりました。フェイスは抗生物質の投与を始め、24時間体制で水分とサプリメントを与えながら経管栄養補給を施しました。
すぐに回復に向かったコロンビアはエレンとアンダーソンのお世話を始めました。
約1か月の懸命の治療の末、元気を撮り脅したシルビアとハーベイは兄弟のもとへ帰って来ました。

ハーベイは視力を失い体力を蓄えた後、眼球を取り除かなければなりませんでした。しかし彼女は失った視力をほかの感覚で補うことを覚え、他の子猫たちと殆ど変わりませんでした。
弟のエレンとハーベイはすぐに一緒に過すようになり、キャットタワーのベッドで喉をゴロゴロと鳴らしながら一緒にお昼寝をしていました。

ハーベイはまるでエレンの姿が見えているかのように家中エレンの後を付いてまわりました。エレンはハーベイに寄り添い、彼女が淋しがるといつもハーベイを抱きしめました。もし、ハーベイが見えないことで不安を感じたら、エレンはすぐに彼女を慰めました。

新しい家族を探す準備が整ったとき、私はハーベイとエレンがずっと一緒にいられることを願いました。
救助から2か月が経ったとき、ティムとマーカスの二人がSNSでハーベイとエレンを見つけ、2匹に会いに来ました。
2匹に直接会った二人はすぐに心を奪われました。

彼等の家にはベラとセルジオという2匹の年上の猫が一緒に暮らしていました。
ハーベイとエレンはたくさんあるオモチャといつでも受け止めてくれる温かい腕がある新しい暮らしをとても喜んでいます。
ハーベイは新しい家で何も恐れず冒険と探検を楽しみ、エレンは家族の足や高いところに上ったり抱っこされることを楽しんでいるようです。

シルビアとアンダーソンもそれぞれ永遠の家族へ旅立って行き、新しい人生を歩み始めています。
獣医師も諦めるほど悲惨な状態で救われた猫たちが苦難を乗り越え、節目を迎えるのを見ていると涙が出るほどうれしいものです。
全員が自分の家族のもとで愛されていることを私たちは幸せに思います。