辺りにほかの猫の姿はありませんでした。小さな子猫には24時間体制のお世話が必要でジェイミーさんは地元のレスキューグループ、レン・レスキューに助けを求め、子猫にムスタング・バーソロミューと名前を付けてくれました。
当時、同じ年頃の子猫を数匹育てていたグループの養育ボランティア、アシュリーさんがお世話を申し出てくれました。
『ひとりぼっちで見つかったというバーソロミューの話を耳にしたとき、同じ年頃の子猫たちがいる私の家がピッタリだと思いました。』

バーソロミューは生後約6週になっても平均のおよそ半分の大きさしかありませんでした。しかしアシュリーさんは、小さなバーソロミューにしっかりと芽生えた個性に心を奪われました。
『彼は私が今迄に出会った子猫の中でも一番愛情深くてとても可愛いです。』
バーソロミューは最初の日からアシュリーさんに抱きついてぐっすりと眠りました。

アシュリーさんの家に到着して数日後、獣医師に健康状態を診察してもらったバーソロミューはほかの子猫達と一緒に過せるようになりました。子猫たちはすぐに彼を受け入れ、人間との暮らしに慣れるのを助けてくれたそうです。
バーソロミューはアシュリーさんが傍にいない時は子猫達に囲まれていて、淋しい思いをすることはありませんでした。それでも、アシュリーさんの膝の上に誰もいないのを見つけると、彼女のところへ走ってきました。

順調に離乳を迎えたバーソロミューはレン・レスキューの養育ボランティア、ジェンさんがお世話を引き継ぐことになり、新しい家族を探す準備を始めました。
ジェンさんの家に到着して間もなく、バーソロミューはその個性がひときわ目立つ存在になりました。バーソロミューはすぐにジェンさんのところへ歩いて行き、彼女の膝の上に這い上がって喉をゴロゴロと鳴らしました。
そして、それよりも早く他の子猫たちの仲間入りを果たしました。

バーソロミューはジェンさんが養育室に入っていくと、真っ先に挨拶をしに走って来てくれるそうです。
そして、ジェンさんが大好きなのと同じくらいにほかの子猫たちと過ごす時間が大好きで、仲間たちとお互いに追いかけ合い、レスリングをして、ふざけ合って遊んでいます。

『バーソロミューは私や夫が何かをしていると、一緒になって参加したがるの。彼の最近のお気に入りは私の背中に飛び乗ること。彼にはとても面白いところがあって、オモチャや食べものを銜えているときなぜか唸るんですよ。』
勇敢で自信に満ちたバーソロミューは、友だちや人間に囲まれている暮らしを楽しんでいます。

バーソロミューの鳴き声に気付き、行動を起こしてくれたジェイミーさんとの出会いは彼にとってとても幸運でした。
バーソロミューは今、仲間たちと一緒に全ての準備を整え新しい家族との出会いを待っています。
通りから救われ、3人の女性によって明るい未来へ導かれたバーソロミューはその大きな瞳がキラキラと輝いています。