彼らのために細かく切った肉を焼いていると、ちょうどいい具合に焼けた頃には全員がテーブルの傍に集まっています。
黙ってじっと私たちを見ているだけのところが可愛いです。

滅多にないことですが、バーベキューの匂いが届いたのか出かけているはずのズームもテーブルの傍で待ち構えています。
今日は7匹全員がそろっています。

とても人懐っこいコロコロ猫は庭のプリンセスです。
プリンセスは嵐が大の苦手です。ほかの猫たちがキャットハウスでしのぐ中、彼女だけはポーチの中で雷がおさまるのを待っています。
でも、隣人の犬が庭への侵入を試みると先頭に立って追い返そうと駆け回るのもプリンセスです。

ズームが私たちのビデオに参加するのはとても珍しいことです。
私たちは未だに彼女をあまりよく知りません。
彼女はダルタニアン達兄弟の次に庭で暮らし始めおよそ7歳だと思われます。
朝、庭で目覚め朝食を食べると彼女は庭の外へ出かけていきます。
彼女は限りなく野性に近く、私は最初カメラのズームを通してしか彼女を見ることができませんでした。
未だに彼女に避妊治療を受けさせることができたのが不思議でなりません。

お腹を満たしたら、全員がそれぞれの場所で体をきれいにし始めます。

ビッグヘッドは庭の6番目の猫ですが、庭の猫の中で最も大きく、最も年上で、最も賢い猫です。
彼は近所で暮らす野良猫のボスでした。
未だに庭に来る野良猫たちに一目置かれていますが、避妊治療を受けた彼は争いの日々から引退しました。
ボス猫だった彼に攻撃を受けていた庭の猫たちは引退した彼を仲間に迎えました。

恐らく、彼女にその気は全くありませんが、庭で繰り広げられる猫たちのドラマの9割は彼女が原因です。
庭の7番目の猫、ダルタニアンのガールフレンドです。

近所の住宅地で暮らしていた彼女は、昨年の春この庭でダルタニアンと恋に落ちて一緒に暮らし始めました。
2匹の恋は実ったわけですが、私にはほとんどメロドラマに見えるなかなかの1年でした。

プリンセスと同じ時期、1年ほど前にこの庭で暮らすようになったのがコロコロ猫です。
彼は天真爛漫のいたずらっ子です。
プリンセスとコロコロ猫はとても人懐っこいので室内でも十分に暮らせると思います。
私は2匹にそれぞれの家を探そうとしましたがうまくいっていません。

ダルタニアンの弟、ポルトスです。
彼は引っ込み思案な上にとてもシャイです。ダルタニアンとよく似ていると思うのは慎重な割になんでもとことん知りたがるところでしょうか。
彼は庭一番の身体能力の持ち主でもあります。

そしてダルタニアン。
彼とポルトスと妹は父の庭の最初の猫です。とても仲のいい兄妹でしたが、しばらくして妹はこの庭を離れていきました。
彼は庭の猫たちの中で最も私のすることに興味を持っていますし、いまだに私たちは彼から2m以内に近づくことはできません。
彼のそういう猫らしい距離感が私は気に入っています。
・・・こんなところもね。