私はブリズベンの動物保護施設A Mini Rescueの養育ボランティアとして活動していました。
混乱しているスノーボールが快適に過ごせるように、私たちはできる限りのことをしたいと思って迎えました。
しかしスノーボールは外猫だったらしく、最初の夜から窓の外を眺めては外に出られないことにイライラしていました。

2日目の夜が明けたとき、スノーボールは私たちの家から姿を消していました。
スノーボールはどうにか自分で窓を開けた上に、なんと鎧窓の隙間から抜け出していたのです。
十分に気を付けていると思っていた私たちはその事実にゾッとしました。

私たちはあらゆる場所を探し、地元の警察や消防、あらゆるグループに協力を求めてスノーボールの行方を探しました。しかし情報を得ることはできませんでした。
時間が経つにつれ、私たちは誰かがスノーボールを見つけてせめて食事ができていることを願うしかありませんでした。そして次第に希望を失いかけていました。

2か月後、地元の英国動物虐待防止協会(RSPCA)から電話が入りました。

彼らは排水溝に落ちた猫を救助し、マイクロチップをスキャンして電話をしていると言います。
救助されたスノーボールは私たちの自宅からわずか400mほど離れた場所の排水溝で救助されていました。

生垣の向こうで苦しそうな猫の鳴き声を聞いたメルさんが様子を見に外に出たとき、方向感覚を失ったようにふらふらと逃げる猫が深い排水溝に落ちるのを目撃しました。彼女はRSPCAに助けを求め、スノーボールは救助されていたのです。

駆けつけた私たちは、変わり果てたスノーボールの姿に絶望的になりました

スノーボールは体重が半分になるまでやせ細り、肝機能が停止して黄疸が出ていました。逃げ出した後の2か月間ほとんど何も食べることができなかった可能性が高く、その結果、排出できなかった毒素が脳に影響を与え、目が見えず、十分に動くことができなくなっていました。あと少しでも発見が遅れたら生き延びることができない状態だったのです。
私たちは150km離れたSunshine Coast Vetsの獣医師のバズにスノーボールを託すことになりました。バズは最初助かる見込みはないと思ったそうです。しかし診察後、私たちに生存率が50%だと告げました。

バズのもとに2週間入院したスノーボールはファイターでした。
ゆっくりと確実に回復に向かい、退院を迎えたスノーボールは私たちの家に帰って来ることができました。
私たちはスノーボール専用の部屋を用意し、2時間ごとに首に通されたチューブから栄養価の高い食事を与えました。

私たちは2匹の犬と、3匹の猫とオウムと暮らし、さらに養育中の猫が常に数匹暮らしてきました。
私が養育ボランティアを始めたのは、家を必要とする動物達に手助けをしたいと思ったからです。
スノーボールもその中の1匹のはずでした。

今回の出来事は辛く苦しいものでしたが、この数か月で私たちの間には深い絆が生まれていました。
私たちはスノーボールを正式に家族に迎える決心をしました。

私は自宅で美容師として仕事をしていますが、スノーボールはよくサロンでクライアントを歓迎し、サロンの窓辺で過ごす時間を気に入っています。

治療のために剃られていた毛並みももう少しで完全に生えそろうでしょう。
私たちの長く苦しい旅が最高のハッピーエンドを迎えようとしています。

スノーボールの回復には高額な医療費が必要でしたが、A Mini Rescueの支援と私のSNSを見てくれたたくさんの人の寄付に支えられました。
そして見つけてくれたメルさんと私たちは今でも交流が続いています。
私たちはすべての人たちに感謝しています。

スノーボールが帰ってきて1か月が経った頃から、私たちは彼のトイレで発見するようになりました。
毎回ではありませんが、ときどききれいなハートを見つけます。
私はスノーボールの精一杯の感謝の表れだと思っています。

帰って来てくれてありがとう、愛してるよ。