エースは右目を、ラムジーは左目を失っていました。
エースは残された左目で見ることができますが、ラムジーは完全に見ることができません。
彼らは常に寄り添って過ごし、エースはラムジーを助けてきました。
2匹が一緒にいないのはエースが家の前で日向ぼっこや探検をしている時くらいでした。

最近、私たちは不思議に思っていました。
近所の人たちがエースのことをよく知っているようなのです。驚いたことに私たちの家を訪れたことが無い人までエースが私たちの家族であることを知っていました。
私たちは家の前にいると思っていたエースが外へ出かけているのだと思い、防犯カメラを設置して確かめることにしました。
すると・・・

エースは家の前から離れることはありませんでした。
でも、私たちの家の前を通るかかる近所の人たちや配達に訪れる人に挨拶をしていたのです。
エースと挨拶を交わすために立ち寄る人がたくさんいることをはじめて知りました。
中でも一人の少年が毎日のようにエースを訪れていました。

少年がバイクで姿を現すと、エースは嬉しそうにしっぽを立てて近付き、地面をゴロゴロと転がってお腹を撫でてもらいました。
少年とエースはお互いがとても好きで、早朝の時間を一緒に過すのを楽しみにしているようです。
心が溶けそうでした。

少年とエースの友情を目にしてとても幸せな気持ちになりました。
私たちは少年にいつでもエースに会いに来てと伝えました。

エースは家の前から離れることなくその場所でたくさんの人とふれ合っていました。
中にはエースが片目を失っていることを気遣って挨拶をためらう人もいたようですが、一度挨拶を交わすとすぐにエースが挨拶するのを楽しんでいるのかを理解してもらえました。

人生の始まりで辛い経験をしたエースとラムジーですが、今は健康で家族に愛されて暮らしています。
私たちはエースがたくさんの人達と心を通わせ、大好きな友達を作ったことをとても幸せに思っています。