このメスの猫は耳の先がカットされていて誰かに避妊治療をしてもらったようです。とても人懐っこくて、私は週に2~3度会っていました。
ある日、彼女の喉に感染症を起こしたケガを見つけました。

動物病院へ連れて行くと、獣医師は恐らくほかの猫に引っ掻かれた傷が感染症を起こしているのだと言います。しばらくは傷の手当と経口抗生物質の投薬が必要なので7日間入院するように言われました。
猫は怖がっていましたが、暴れることもなく治療を受けていました。
手当てを終える頃には気分がいいのか、宙でフミフミをしていました。

ところが5日後のことです。
困ったことに獣医師たちの話では猫が外へ帰りたがってずっと鳴いていると言います。
外で暮らしていた猫はどうやらあまりにも変わった環境にストレスを感じているようでした。

獣医師と相談して、猫を自宅の庭に連れて帰って必要な治療を続けることにしました。
私の自宅には庭で暮らす大型犬と、家の中で暮らす2匹の猫がいます。
私と暮らす猫の1匹も実家にいた頃治療のために世話をした猫でした。

自宅の庭でキャリーケースから出た猫は、手当たり次第に木の幹で爪とぎを始めました。

彼女は再び自由になったことにとても興奮していました。

猫はガリガリガリガリ・・・エネルギーを使い果たすまで爪とぎを止めませんでした。

私は猫が庭から離れないようにウェットフードを与えました。
猫は毎朝、ガラス戸の前で私がでてくるのを待っていてくれました。
そして私は獣医師から受け取った抗生物質を2日間続けました。

その後も私がガラス戸に姿を見せるたびに猫は遠くから私のところまで走ってきました。
以前は週に2~3度通ってきていたのですが、今は毎日通ってくるようになりました。
私はウェットフードに免疫システムをサポートするサプリメントを混ぜて与えています。
傷は完全に塞がりました。もうすぐ被毛がきれいに生えそろうでしょう。

家の近所に去勢されていない大きなオス猫がいて、そいつはこの辺りのメスの猫を追い回しているようです。この猫のケガの原因かもしれません。私はできればオス猫に避妊手術をしたいと思っています。

私の実家の庭には7匹の猫が暮らしていますが、彼らも食べものを求めてあの庭に辿りつきました。
私の庭はふたつめの庭になりますが、ここにも数匹の猫たちが通うようになりました。
ふたつめの庭も猫たちにとって安心できる場所でありたいです。