16歳のドリューはロサンゼルスの救助グループ、アレイ・キャット・レスキューでTNR活動に取り組んできました。
フェニックスとカーディナルの兄弟は放置された建物に形成された野良猫のコロニーから保護されました。
お世話を引き受けたドリューはすぐに2匹の間に結ばれた強い絆に気付きました。
保護された当時の2匹は白癬を患っていて治療には根気と時間が必要でした。さらに人間との接触がなく、とてもシャイなフェニックスとカーディナルにドリューは献身的なお世話を続け、そのおかげで2匹は次第に家の中での暮らしを楽しめるようになりました。

2匹が健康を取り戻し新しい家族を見つける準備が整ったとき、ドリューは一緒に引き取ってくれる家族を探していました。
今年5月、一緒に旅立つことができた2匹でしたが、わずか数日後ドリューのもとにマイクロチップの企業から連絡が入りました。地元のシェルターにカーディナルとフェニックスが引き取られているというのです。
シェルターによると、2匹の家族はアレルギーを理由に2匹を連れて来ていたそうです。
私たちはすぐに2匹を引き取り、救助活動で手いっぱいだったドリューの代わりに養育ボランティアのジーナのがお世話を引き受けてくれました。

2匹に心を痛めたドリューでしたが、今はマイクロチップのおかげで私たちが再びお世話することができると前向きにとらえています。ドリューはその後も兄弟を気にかけていて、ジーナの家で暮らし始めた2匹が以前にもましてフレンドリーになったと喜んでいました。
フェニックスとカーディナルにとって何よりの幸運はお互いを必要とする兄弟と一緒にいられたことだったでしょう。ジーナの家で2匹は数週間を寄り添いあって過ごしました。

一方、ロサンゼルス市内の野良猫のコロニーから2匹の小さな子猫の姉妹、ルナとルピタが保護されジーナがお世話を引き受けてくれました。
数週間後、養育室のベビーサークルの中で過ごせるほど健康を取り戻した姉妹は同じ部屋にいる2匹のオレンジ色の猫が気になりました。
そして姉妹が養育室で暮らし始めた2日目の朝、目を覚ましたジーナは心和ませる光景を目にしました。

ベビーサークルの中で眠ったはずのルナとルピタが、なぜかサークルの外でカーディナルとフェニックスに寄り添われていたのです。しかもベビーサークルの中はぐちゃぐちゃになっていました。
あまりにも可愛らしくてジーナは叱る気にもなれず、それどころかとてもあたたかい気持ちになったそうです。

それ以来、カーディナルとフェニックスはジーナが留守の間、ルナとルピタを傍に置いて体をきれいにしたり、お昼寝をさせたり、何かと面倒を見てくれているそうです。
ジーナは4匹を別々にしておく意味がないので最終的にリビングで過ごしてもらうことにしました。

カーディナルとフェニックスはジーナの膝の上に上ると喉をゴロゴロと鳴らします。
フェニックスは兄に比べて少しシャイな性格ですが、それでも愛情深さは負けてはいません。
兄弟そろってほかの猫と子猫のことを愛していてとても大事にしてくれるそうです。
カーディナルとフェニックスは、猫にも人間にも優しい本来の個性を見事に開花させました。

カーディナルとフェニックスは辛い目に遭ってもドリューに注がれた愛情を忘れずにいてくれました。そして今度は、同じ境遇の小さな子猫達に愛情を注ぎ子猫たちの成長を助けてくれています。
ドリューとジーナは、カーディナルとフェニックスが誰かの人生を愛情で満たす日を楽しみにしています。