1年ほど前、大学のベンチの下に1匹の小さな野良猫を見つけました。
ボコはキャンパスに住みついた野良猫だったのです。
私はひとりぼっちのボコをそのままにすることができなくて自宅に連れて帰りました。
私はボコを手放せなくなってそのまま一緒に暮らすことにしました。

2月18日のことでした。
妹のイザベルを学校まで歩いて送っていきました。
ところがうっかりして家の鍵を持たずに外に出てしまったのです。
さらに妹が私たちの後ろで鍵が閉まるようにセットしていたので全く気付くことができませんでした。

自宅に戻ったときはじめて手元に鍵が無いことに気付いた私は、玄関でジタバタしてしまいました。
そのとき、ドアの向こうでボコが鳴きながらドアをカリカリと引っ掻いていました。

私が裏口の方へ回ると、ボコがそこに待っているのが見えました。
『ボコ、たすけて!』

裏口の引き戸は開かないようにつっかえ棒を挿していました。
私が裏口の前に立つと、ボコはつっかえ棒で顔を擦り始めたのです。
『いけるかも!!』

私は必死でボコに向かってつっかえ棒を動かすように煽り立てました。
すると、ボコは私が言いたいことを理解して一生懸命に棒を持ち上げ・・・外したのです!!

私が興奮して中に入ると、ボコはなんだかとっても誇らしげでした。
そしてしばらくの間、私にしがみついて離れようとしませんでした。

私の窮地を救ってくれたボコの様子をTwitterに投稿すると、ボコの賢さを絶賛するコメントがたくさん届き、メディアにも取り上げられるほど大きな反響を呼びました。

文字通り、私とボコはお互いを救ったのでした。