裏庭を見ているとタキシードの母猫が生後約2か月の3匹の子猫を連れていました。
母子を救出するプロジェクトは母猫の避妊治療を完了しなければなりません。母猫は1年に3回まで出産が可能だからです。

さらに野生で生後10週以上の子猫を家猫へ導くのはとても難しいものです。
野性の子猫の場合、理想的なのは生後4週~6週、場合によっては8週です。
この子猫たちは明らかに8週を越えていたのですが、私たちには子猫達と十分に交流する時間と資源があり、親子の避妊治療も地元の動物虐待防止協会(ASPCA)で受けることができます。
私たちは彼らの救出を決めました。

まず、数日間トラップを置いた環境で彼らに食べものを与えます。
ドロップトラップという仕掛けで通常のものより操作が少し難しくなります。この方法をとるには事前のトレーニングが必要です。

当日、彼らがトラップの中に入っていきます。
全員が完全に中に入り、食べることに集中していることを確認してトラップを落とします。

できるだけ早くトラップをシートで覆います。
そして、行き先の違う母猫と子猫を違うケージへ誘導します。

私たちはその足でASPCAへ彼等を連れて行き、家猫へ導ける可能性と避妊治療を受けていないかを確認しました。

子猫が母猫や兄弟と引き離されていますが、少し可愛そうに見えるかもしれません。

私たちはこの子猫が人間の手から食べものをもらうことができるか確かめる必要があります。この子猫が家猫として導くことができるか、確かめなければならないのです。
私は一般的なチキンのベビーフードを使います。
幸いこの子猫たちは3匹とも食べものに反応しました。
私たちは白い背中の子にビンディ、黒い背中の子にカイ、タビーと白にセバスチャンと名前を付けました。

自宅の戻った私は子猫達をバスルームでケージから出しました。
バスルームは狭すぎるのでは・・・そう心配する人がいます。
心配はいりません。猫たちにとっては狭いからこそ安心できる空間です。実際、猫は狭い空間を好むのでシェルターのケージよりも早く落ち着くことができます。

私たちは母猫がフレンドリーならばお世話をして家猫へと導きます。しかしこの母猫は完全に野生でした。
彼女の場合、避妊治療とワクチンの接種を受けて48時間後に元の場所へ帰しました。
母猫はこれからも女性の裏庭で食べものを与えられ、ずっと見守ることができます。

最初の数日をバスルームで過ごした後、子猫たちはボウルに入ったウエットフードにつられてバスルームの外へ誘導されます。
そして1対1で人間に触れられることに慣れて行きます。同時に彼らは人間への恐怖を無くさなければなりません。1週間、1日に1時間から2時間を一緒に過していくうちに子猫たちは大きく前進しました。
子猫たちが人間へ信頼を置いたとき、養育ボランティアの家で家族として愛情を注がれる暮らしを経験します。

最も怖がっていたカイは、最もフレンドリーだったセバスチャンと強い絆を築いていました。
幸い2匹は新しい家族のもとへ一緒に旅立って行きました。そしてビンディは新しい家に待っていた姉のような猫に愛されて暮らしています。

全ての子猫が家猫へ導けるという意見がありますが、私は違う意見を持っています。
いずれにせよそれは問題ではないと思います。
救助が必要な子猫を見つけたとき、自分が持っている資源と時間でできるその子猫にとってベストなことは何か・・・それを考えることが子猫との交流を深める上でとても大切だと思っています。