子猫たちが発見されたとき、前日の嵐に濡れて体が冷えていました。温かい毛布の中でまだ目も開かない子猫たちは母猫を探してずっと鳴いていました。
最も小さな子猫は口唇裂のために母猫から十分にミルクをもらうことができずにいたため、体重が102gしかありませんでした。
シリンジでミルクを与えると、シリンジに両手を伸ばして自分で飲むことができました。
子猫にとっては兄弟と競って母猫からミルクをもらうよりもシリンジで飲む方が良かったかもしれません。

私たちは子猫に名前を付け、最も小さな子猫はポエットに決まりました。
ポエットは食欲旺盛で彼女のペースでどんどんミルクを飲みました。
その頃から、体の小さなポエットは自分より大きな兄弟たちに負けないたくましさを発揮していました。

離乳を迎え、固形の食べものを食べ始めたポエットは兄弟たちに遅れを取るまいと彼女の最善を尽くしていました。口の中にドライフードを入れておくのに苦労していましたが、彼女は懸命に口の中に入れて食べようとしていました。
彼女の努力は成長と共に実を結び、今ではほかの子猫と全く変わらずに何でも食べることができるようになりました、

ポエットがまだ歩き始める前、彼女は転がったまま何もない空中に何かを捕まえようとする遊びを始めました。
自由に歩けるようになった今でも、彼女はその遊びをときどき楽しんでいます。
私たちはポエットが何か見えない友だちを持っていると想像しています。

ポエットは賢さとたくましさを持っていました。
ポエットが歩き始めたとき、彼女は少しふらついてほかの子猫に比べて転ぶことも多かったのですが、それでも彼女はすぐに立ち上がり、走ったり上ったりするのを怖がることはありませんでした。
ポエットはやりたいと思うことを何度失敗してもやり続けたのです。

幸いにも、ポエットの口唇裂は彼女の味覚や今後の食事に影響を与える心配はなさそうです。
今のところポエットが手術を受ける必要はありませんでした。

成長と共に口唇裂で二つに分かれている鼻は小さな蝶が羽を広げて休んでいるように見え、彼女の個性の一部になっています。

生後2か月を迎え、すっかり成長したポエット達兄弟は来週、最終的な準備を整えて新しい家族を探し始めます。ポエットは今も兄弟の中で最も小さな体ですが、その個性は決して兄弟に引けを取りませんでした。

鼻に蝶を持った小さな子猫は生まれてすぐに少し苦労しましたが、たくましさと強い心で生き延び、新しい人生に向かって次のステップへ歩みを進めています。