義理の母は近所をさまよっている野良猫を放っておけませんでしたが、実家に連れて帰ることができず、食べものを与えていました。しばらくして、野良猫は農場と実家の境界線にある木立の中で5匹の子猫を産みました。
義母は野良猫たちを見守ってきましたが、農場の鶏を追う母猫に不満を持った農場主が野良猫たちを捕まえて処分すると言い出したそうです。
義母は私たちが来るまで待ってくれるようにと農場主を必死に説得していました。

私は実家の地元のシェルターへ片っ端から問い合わせたのですが、どこも満杯で子猫を育てる資源が無いとすべて断られてしまいました。

義母は母猫にバンシーと名前を付けていました。
木立の中に義母と一緒にバンシーをたずねてみると、子猫たちはとても元気できれいに整えられていてバンシーが愛情を注いで育てているのが感じられました。

義母は家に連れて帰ることができないし、外の暮らしはバンシーや彼女の子猫たちにとって決して安全ではありません。
彼女たちを救う方法は私たちが連れて帰るしかない・・・私は決心しました。

私は地元のレスキュー隊ジャージー・キティ・ノンプロフィット・イン・ジャージーシティに連絡を取り、支援を求めました。彼らはすぐに応えてくれ、私は彼らのアドバイスをもらいながら初めての養育をすることを決めました。

数日後、私たちはバンシーと子猫達をお風呂に入れて移動の準備をしました。
バンシーと彼女の子猫達を車に乗せ、10時間かけて自宅へ向かいました。

ニュージャージーの自宅にはニッサとゾーラという猫が待っています。
私たちは息子の寝室をバンシーの一家のために使うことにしました。
幸い、2匹の猫たちはほかの部屋で何が起きているかあまり関心を持ちませんでした。

バンシーは野良猫だったとは思えないほどとても穏やかです。
私たちが彼女の子猫達に近付いたり触れたりしても全く気にしませんでした。
私たちが無事に救出できたのもバンシーが信じられないほど優しく親切だったおかげだと思っています。

バンシーの一家は安全で清潔な家の中での暮らしを快適に感じています。
バンシーはブラッシングをするのが大好きです。
本来の姿を取り戻したバンシーは輝いています。

子猫たちは日に日に大きくなり、遊び心に溢れ、遊び疲れたら塊になってお昼寝をしています。

子猫たちが十分に成長し、時期が来たら新しい家族を探す準備を始める予定です。

私たちは6匹の猫を連れて州を渡るとは思ってもみませんでした。
だけど、人生の殆どを道端で生き抜いた愛らしい猫のお母さんと彼女の子猫達に、新しい人生を始める手助けができるなんてとても価値のある素晴らしい体験だと思っています。

バンシーや子猫たちが旅立つのはもう少し先、それまで彼女たちとの暮らしを楽しみたいと思います。