生後2か月に満たない子猫は、あまりにも早く母猫から引き離されていました。
救助隊が子猫を迎えたとき、5日も食べることができずにいて筋肉がほとんどなく骨と皮に痩せていました。
脱水症状を起こし、体重を120gも失っていました。
私たちはすぐに水分補給のための輸液をし抗生物質を与えました。
さらに食欲を失くしていた子猫にシリンジで柔らかい食べものを与えました。

私たちは子猫にプーシェットと名前を付けました。
レスキューボランティアのバレリーがお世話を引き受けてくれ、彼女は自宅にプーシェットを連れて帰りました。
次の1週間、プーシェットは食事を摂ろうとせず、疲れ切って眠ることができませんでした。
しかしバレリーは諦めずに1時間ごとに少しずつシリンジで食べものを与え続けました。

バレリーの強い気持ちがプーシェットに届いたのか、彼は吐き気があるにもかかわらず、1日に15~20gの食べものを摂りました。
バレリーは食べものを与えるたびにプーシェットをタオルで包み、彼に寄り添っていました。
それはプーシェットに安心感を与え、愛されていると実感させるのに役立ちました。
プーシェットはバレリーの温もりを感じながら眠ることができるようになりました。

プーシェットはようやく元気を取り戻し始め、バレリーが近くにいないと鳴くようになりました。
バレリーはできるだけプーシェットの傍にいられるように彼を胸元に入れたりして運んでいました。
プーシェットはバレリーの注意を求め、彼女の腕の中で眠りたがりました。

そして10日後、プーシェットはついに自分で食べるようになり、問題だらけだった消化器から症状が無くなっていきました。

健康を取り戻したプーシェットは体重を増やし始め、骨と皮だった体は子猫らしいふっくらとしたお腹を取り戻しました。

バレリーは彼女と暮らすプーシェットと同じタキシードのザッキーを紹介しました。
2匹は出会った瞬間から一緒に遊び始め、ザッキーはプーシェットに家猫になるための様々な方法を教え始めました。
ザッキーはプーシェットを溺愛し、プーシェットは大きな兄の後をどこまでも付いて行きます。

あまりにも早すぎた母猫との別れは、小さなプーシェットから生きる希望を奪ってしまったかもしれません。
バレリーの献身的なお世話と彼女の温もりがプーシェットに生きる希望を取り戻してくれました。

健康を取り戻し、バレリーとザッキーに愛情を注がれているプーシェットは遊び心がありどんどん好奇心が強くなっています。
彼はもうすぐ新しい家族を探す準備が整うでしょう。私たちはプーシェットが淋しくないように、猫と暮らす家族を探したいと考えています。