農場には酪農を営み、たくさんの牛が飼われていました。野良猫が移動する際に牛に轢かれてしまう危険性があり、安全な場所へ移す必要がありました。

野良猫は私が子猫を見たり触れたりしないように私に向かって盛んに威嚇しました。もし子猫に触れようとしたら攻撃されるかもしれない・・・そう感じました。
しかしありがたいことに、私が子猫をキャリーケースに入れる間、鋭くにらんでいた野良猫は威嚇するだけで攻撃はしませんでした。

野良猫を安全に保護するために、トラップの先に子猫を入れたキャリーケースを置きました。
野良猫が子猫に近付こうとトラップに入ってくれれば…そう期待しました。
すると、野良猫は10分もしないうちにトラップに入っていきました。

私は地元の保護グループに連絡を取り、お世話を引き受けてくれる養育ボランティアの手配をしました。

私たちは母猫にウィニー・ムー(クマのムーさん)、彼女の3匹のメスの子にラバ・ムー、デイジー・ウー、ラッキー・ムーと名前を付けました。
ウィニーははじめはとても緊張していましたが、安心して子育てができる環境にすぐに慣れることができ、子猫達も元気でした。

その頃、保護施設には若くして出産した母猫に育児放棄された1匹の子猫が居ました。
母猫は子猫にミルクを与えようとせず、子猫は脱水症状で衰弱していました。
施設はウィニーに子猫を託せないかと紹介してみました。
すると、ウィニーはすぐにその子猫のお世話を始めてくれたのです。

さらに数日後、生後間もない2匹の子猫が保護され、2匹には母猫のお世話が必要でした。
私たちはすぐにウィニーが頭に浮かび、彼女のベッドに2匹を入れてみました。
ウィニーはすぐに2匹にミルクを飲ませ、体をきれいにしました。

ウィニーは次々に子猫が加わっても驚いたり騒いだりしませんでした。
彼女が受け入れてくれなければ、小さな命が生き延びる可能性はとても低かったでしょう。
ウィニーは自分の子猫3匹と新たに加わった3匹に無条件の愛情を注いでお世話をしてくれています。