私がケージに近付くと子猫はさらに大きな声で撫でてほしいと鳴きました。私が子猫を抱き上げると腕の中で喉をゴロゴロと鳴らしました。喜んだ子猫は私の肩によじ登って私の顔に自分の顔を擦りつけてきました。
私はシェルターで働きながら、自宅でも養育ボランティアとしてたくさんの動物を育ててきました。
私は人懐っこいその子猫の養育を引き受けようと思いました。

子猫はとても汚れていて気の毒なくらいでした。
健康状態を確認するために数日シェルターで過ごした後、私と一緒に自宅へ向かいました。

私は子猫にギャツビーと名前を付けました。今まで育ててきた動物たちと同じように、新しい家族を探せる準備が整うまで彼のお世話をしようと思っていました。
でも、小さなギャツビーは全く別の計画を持っていたんです。

私と家に入ったギャツビーはまるで自分の家に帰ってきたように何も怖がりませんでした。
私の家には2匹の犬と2匹の猫が一緒に暮らしていましたが、ギャツビーは自信をもって彼らに近付いて行ったのです。誰も彼を恐れさせることができませんでした。
しばらくするとギャツビーはダックスフントと丸まって眠ってしまいました。

ギャツビーは狂ったように家の中を走り回り、そうでないときは私の腕の中で丸まって眠りました。
私はこれまでにたくさんの子猫を育ててきましたが、新しい環境にギャツビーほど素早く順応する子はいませんでした。

ギャツビーはとても声が大きくて自分が思っていることを話すのが大好きでした。
何か欲しいものがあると大きな声で主張しました。彼はみんなの注目を集めたかったし、誰とでも簡単に親しくなることができました。
メスのダックスフントのウィローとレスリングを楽しみ、オスのダックスフントのオレオは一緒に家中を走り回りました。
そしてギャツビーは私の顔のすぐそばに寄り添って、たくさん撫でてもらったり耳の後ろを掻いてもらうのが大好きでした。

ギャツビーはいわゆる型的な子猫でした。
走り回ったり、カウンターや冷蔵庫の上を飛び回ったり、おやつをおねだりしたり・・・でも、かなりのいたずらっ子でもありました。
彼はいつの間にかキャビネットの中に潜り込んで、クラッカーやいろんなものの袋を口に銜えてはそのまま走り回りました。

私たちの猫ピーチは子猫があまり得意ではありませんが、ギャツビーはそれにもめげずにピーチと仲良くなろうとしました。もう1匹の猫ヨシとはすぐに意気投合しました。
日が経つにつれてギャツビーはどんどん私の心を掴んでいきました。

そしてギャツビーが900gを越え、避妊治療を受けにシェルターへ連れて行く日が来ました。
それが済めば新しい家族を探す準備がすべて整います。

もしギャツビーのいない家を不自然に感じたら彼を正式に家族に迎えよう、そう自分に言い聞かせてシェルターへ向かいました。

しょっちゅう私に向かって叫んだり、ひっきりなしに私の顔を鼻でつついたりする子猫はギャツビー以外にいませんでした。
ギャツビーのいない家はとても居心地の悪いものでした。

4月25日、私はギャツビーを正式に家族に迎える書類にサインし、その日の午後一緒に自宅へ帰りました。
私は1年以上シェルターのボランティアをしてきてたくさんの動物に愛情を注いできましたが、こんなに心を奪われたことはありませんでした。
ギャツビーの小さな姿のない家なんて私はもう想像もできません。
キャツビーという小さな子猫の計画は私たちにたっぷりの幸せを運んでくれました。