もし子猫を育てている野良猫を見つけたら母猫を一緒に捕まえるのがベストです。
母猫が確実に野良猫であることを確かめたら母猫を先に捕まえます。

母猫に食べものを与えている隣人に少なくとも丸1日は与えないように頼みトラップを仕掛けました。
食べものをもらえなかった母猫はトラップの食べものに興味を持ってくれます。

母猫を確保したら、すぐに子猫を救出します。
子猫と母猫を長い時間離しておけないので、ここは綿密な計画が重要です。

この母猫は完全に野生なので部屋に開放することはできません。
子猫の安全を確保しながら、私たちが子猫に接触できる方法が必要なのでケージの中にキャリーケースを置きます。こうすれば子猫に接触したいときキャリーケースをロックすることができます。

ありがたいことに子猫たちはおおむね健康上の問題はありませんでした。
初日に私たちにできることといえば母猫に落ち着いてもらうことだけです。

野性の母猫は私たちが近付くのをとても嫌いプライバシーを守ろうとします。私たちは彼らをカメラで監視します。

オレンジ色の小さな子猫は少し不安定だったので、私たちはこの子が規則的にミルクを飲んでいるのか、ちゃんと成長しているのかを確認する必要がありました。
ここで「道具」が活躍します。
丈夫なホウキの柄の先に調理に使うお玉を布テープでしっかりと取り付けたものです。
キャリーケースの奥から子猫達を傷つけることなく掬い出すことができます。
こうして個別に状態をチェックします。

母猫は子猫にミルクを与え、体をきれいに保ち、基本的なすべての世話をします。
私たちがすることはトイレを清潔に保ち、彼女たちの健康に注意を払うことだけです。

お互いに安全な接触の方法ですが、例えば食事を与えたりケージの掃除をするとき、私たちはケージの外にいながらケージの奥にあるキャリーケースの扉を開閉するためにホウキの柄を使います。
これを使えばロックを外した状態で扉を閉じたまま固定することもできます。
安全のために注意すべきはホウキの柄をできるだけゆっくり動かすことです。

数週間が経つと子猫たちが離乳の時期を迎えますが、すべての子猫が同時に離乳するとは限りません。
私たちは子猫に名前を付けました。
黒猫にジャスパー、グレータビ―にハーレー、オレンジにフェニックスです。

子猫たちがウェットフードを食べるようになると、ケージの扉が開いている間私たちはその部屋にいることができるようになりました。
最初は少し警戒されるかもしれません。私たちは母猫の動きに注意を払う必要があります。
ゆっくりと動き、決して母猫と視線を合わせないことです。
この母猫の場合、私たちが彼女から距離を置いている限り子猫にとって脅威ではないと判断しました。

私たちが部屋を出ると特別な瞬間を見ることができるかもしれません。
母猫は子猫たちの中にいるときの方がリラックスできます。

室内で暮らしたいわけでもなく人間のそばにいたいわけでもない、しかし外では殆ど生きていくだけで精一杯の野性の猫が遊んで楽しむ姿を見るのは素晴らしいです。

子猫たちが生後2~3か月を迎え体重が900g以上になったら、母猫が野生なら避妊治療をして元の場所へ返すこともできます。
この母猫の場合、私たちが近づくことを最終的に許しませんでした。彼女は家にいることも人間の傍にいることも望んでいませんでした。
子猫は離乳して親離れの時期を迎えたので彼女は子猫と一緒にいる必要が無くなりました。
彼女は外での方が幸せでいられます。
私たちは彼女を元の場所に返し、地元の隣人たちと連携してこれからも彼女を見守っていきます。

一方子猫たちは養育ボランティアの家で新しい家族を探す準備をします。

子猫の救出から旅立ちまでの全過程には2,3か月かかることが多くそれは大変な仕事かもしれません。
しかしそこには明らかに永く思い出に残る経験が詰まっています。

ジャスパーとハーレーは強い絆を築いたので、私たちは2匹をペアで迎えてくれる家族を探し彼らは家を見つけました。
フェニックスは同じくらいの年齢の別の猫と一緒に旅立って行きました。