パックと名付けられた小さな子猫は骨と皮に痩せ、無気力で成虫のノミに覆われていたため重度の貧血状態でした。彼の粘膜は血の毛を失い殆ど真っ白でした。
パックは衰弱のあまり自分で食べることができませんでした。
息子のレミーに手伝ってもらい数時間ごとに水分とペースト状の食べものをシリンジで与えました。
丸2日、レミーとお世話を続けるとパックはようやく少し元気を取り戻すことができました。

3日目になると私の手から食べものを食べるようになり、ボウルに注いだ栄養価の高いミルクを自分少しで飲みました。
少しずつ元気を取り戻し始めたパックは、数日後には立ち上がって食べものの入ったボウルのところまで行き、自分で食べることができるようになりました。
生後4週の平均体重には程遠く触ると全身の骨を指に感じるほど痩せていましたが、きっと彼は体重を増やすことができると確信しました。

エネルギーを蓄え始めたパックは、ようやく一人で食べるようになり、初めて遊ぶようになりました。
パックは少しずつ体重を増やし始めてほんの数日で飛躍的に回復したのです。

活発になってきたパックは私たちの後を追うようになり、早速お気に入りのお昼寝スポット、私たちの膝を見つけました。

パックは特にレミーを気に入り、彼らは多くの時間を一緒に過しました。
レミーが宿題を始めるとパックはいつもそばに行き、興味津々で宿題の『お手伝い』をするようになりました。

私たちの猫、オスカーとマーベルは小さなパックをとても可愛がってくれました。
パックは彼らの長い尻尾に興味津々で遊ぼうとしましたが2匹ともとても寛大でした。
パックがお昼寝の相手が必要な時は彼らのお腹は温かい枕になっていました。
パックは私たち家族の誰からも愛される存在になりました。

レミーは私がお世話をする猫たちにいつも優しく接してくれます。
彼は困っている子猫に手助けをしたいと思っているのです。
レミーはパックが愛情を欲しがるとき、いつもそばにいてレミーを受け止めてくれました。

やせ細っていた小さなパックは私たち家族の中ですくすくと成長し見違えるほど元気な子猫に成長しました。

4月のはじめ、パックを正式に家族に迎えたいという家族があらわれました。
パックはもうすぐ新しい家族のもとへ旅立ちます。
パックには彼だけに注がれる家族の愛情に満ちた日々が待っています。
わずか2か月足らずでパックの人生は大きく変わりました。

私は救うことができなかったパックの弟のことを想わずにはいられませんでした。
適切な避妊治療が外の猫を救います。