発見されたときのピーターは体重が450gほどしかありませんでした。コロラド州デンバーのRocky Mountain Feline Rescueに保健所から救出されたピーターたちは養育ボランティアの家で暮らし始めました。
しばらくして母猫が体調を崩しピーターたちのお世話ができなくなってしまいました。ピーターと兄弟は母猫の健康を取り戻すために別の養育ボランティアの家へ移され、その後母猫は回復することができました。

ピーターは健康上の問題からなかなか体重を増やすことができませんでしたが、兄弟たちは順調に成長し新しい家へ次々と旅立って行きました。同じ年頃の子猫と過ごすためにピーターは再び別の養育ボランティアの家へ移されることになりました。

ちょうどその頃、養育ボランティアをしている私はヘンリーという子猫を育てていました。ヘンリーは体が小さく、兄弟たちが先に旅立ってしまい友達を必要としていました。Rocky Mountain Feline Rescueはヘンリーの相手としてピーターと妹を亡くしたばかりのエヴァの2匹を選びました。エヴァは哀しみの中にあり友だちの助けが必要でした。

私の家にやって来たピーターはすぐにヘンリーに抱きついて彼の後を付いてまわりました。ピーターは相手が拒まなければ誰とでも友達になれる子でした。猫だけではありません。猫の友達と抱き合っていないときは私たちと抱き合っていました。
ピーターはどこでもフミフミをするのが好きで私は毎晩、一度は顔や首をフミフミするピーターに目を覚ましました。心配いりません。幸運なことに、ピーターのフミフミはとても優しくて決して爪を出さないのです。

ピーターの厚い友情のおかげで、とても元気になったヘンリーは数週間後に新しい家に旅立って行きました。そして、最初は沈みがちでとてもシャイだったエヴァはピーターとレスリングをするほど元気を取り戻し、自分の殻を破ることができました。その後Rocky Mountain Feline Rescueで新しい家族を探し始めた翌日に出会いを果たしました。

次々に友達を幸せへと導いたピーターは私たちの猫ブルースと絆を結びました。ブルースはピーターの生意気で気ままな個性をとても気に入ったのです。2匹の結びつきを見て、私たちはピーターがようやく自分の家を見つけたと感じました。私たちは正式にピーターを家族に迎えました。

ピーターはブルースと一緒に新しい子猫たちがやってくるたびに、子猫達を抱きしめ、体をきれいにして遊びやお昼寝の相手になっています。
ピーターを家族に迎えて以来、私たちが育てた子猫たちは彼からとてもいい影響を受けています。ピーターの友情は子猫達に自信を与え、冒険心を育んでいるのです。ピーターは子猫達を新しい家へと導くために大きく貢献しています。

ピーターを育てるために、家に迎えてくれた人が居て、テキサスからコロラド州までピーターを運んでくれたボランティアが居ます。小さな命にふさわしい家を見つけるためにたくさんの人の愛情と思いやりが注がれています。私たちはピートを永遠の家に辿り着かせてくれたたくさんの人達に感謝しています。