Alley Cat Rescueの数人のボランティアと近くでTNR活動をしていたとき、ある住人が家を探しているやせた子猫がいると話してくれました。子猫を探していると近くの家のドアステップで追い払われている汚れた子猫を見つけました。
お腹を空かせた子猫は手当たり次第に人に向かって鳴いていましたが、子猫を迎え入れてくれる家はありませんでした。住人の話では何人かの子供が子猫にパンをあげているのだそうです
近付いた私たちに子猫は喉をゴロゴロと鳴らしました。

私たちは子猫を連れて帰りピスタチオと名前を付けました。
ピスタチオはノミに覆われ上気道感染症にかかっていました。しかし彼女は出会ったときから大きく喉を鳴らして声がかすれても鳴き続けました。ピスタチオは自分に関心を持ってもらえたことが嬉しかったのでしょう。ひとりぼっちだったピスタチオは傍に誰かが居て美味しい食べものがある安全な居場所をようやく見つけました。

養育ボランティアの家に着いたピスタチオはすぐにリラックスした様子を見せました。しかしピスタチオが横たわったピンクの毛布は汚れと汚物とノミですぐに茶色に染まっていきました。お風呂に入れてもらったピスタチオは気持ちよくぐっすりと眠ることができました。

幸い健康面に深刻な問題が見つからなかったピスタチオは、1週間の投薬を受けながら人間のママに愛情を注がれて過ごしました。小さなピスタチオは心から満ち足りて体にエネルギーを蓄えると、その愛らしい個性をさらに開花させました。

同じ家で育てられているほかの猫たちに紹介されたピスタチオは、ひとりぼっちで保護されえた小さな子猫バタービーンと出会いました。ピスタチオはお姉ちゃんのようにバタービーンを腕の中に抱くと優しく毛繕いを始めました。ひとりぼっちで生きていたピスタチオは寄り添いあう友達を見つけて喜んでいました。

ピスタチオは仲間たちの中にすぐに溶け込んでいきました。彼女は特にママの温もりを必要とする自分より小さな子猫と一緒にいるのが大好きでした。ピスタチオは子猫達を優しく包み、子猫たちがお昼寝をするときそっと寄り添いました。母猫の温もりを欲しがる子猫たちを温め、毛繕いをしてきれいに保ちました。彼女は一緒に暮らす子猫達全てが大好きで誰に対してもとても大らかでした。

ピスタチオが通りから救われて半月余り、彼女は今新しい家族との出会いを待っています。
ピスタチオの人生は厳しいスタートだったにも拘わらず、彼女は一度も信頼を失わず誰にでも親切で居続けました。もし、腕を広げて彼女を迎えてくれる家族が居たら、ピスタチオはすぐに喉を鳴らして自分がどんなに幸せなのかを伝えるでしょう。
ピスタチオは愛する家族から自分の名前を呼ばれて暮らす日々を楽しみに待っています。