女性のSNSに投稿を見つけた私たちは,、利用されている猫たちを女性から救うために彼女から買い取ると説得に行きました。女性の行為を止めさせることにはならないでしょうが、すぐに助けるにはそうするしかありませんでした。女性はオス猫をすでに手離していてオリビアを私たちに渡しましたが、妊娠中のオリビアの妹についてはさらに説得を続ける必要がありました。

オリビアは体重が1.4gほどしかなく、人間をとても怖がり、自宅へ運んだキャリーケースの隅に体を縮めていました。目を閉じ、顔を背け悲鳴をあげるように鳴いていました。今まで何百匹もの子猫を育ててきた私はオリビアのような子猫が恐怖で悲鳴をあげるのを聞いたことがありません。私は胸が痛みました。
オリビアを外へ誘い出そうとしましたが、恐怖に震える彼女は動こうとしませんでした。しかし、キャリーケースの中に食べものを入れるとお腹を空かせていたオリビアは我慢できませんでした。

私がオリビアにそっと話しかけると目を閉じたオリビアはさらにキャリーケースの隅で少しでも身を隠そうとしました。しかし、少しずつ私の声に反応を見せ始め触れることができるようになりましたがまだオリビアは震えていました。私は彼女にもっと近づくために彼女を柔らかいタオルで包んで抱きしめました。オリビアの被毛からタバコのにおいを感じながら私は彼女を慰めました。

翌日、私はオリビアを動物病院へ連れて行きました。猫は生後4か月から妊娠が可能で去勢されていないオス猫と一緒にいたオリビアにも不安を感じていました。幸い、オリビアは妊娠していなかったので獣医師は彼女に避妊治療を行いました。

その後の数日私はオリビアを抱きしめました。オリビアは食べものでの誘いには堪えませんでした。しかし、釣り竿のようなオモチャをとても気に入ったようでした。私はオリビアを抱きしめて私の膝の上に釣り竿のオモチャを置いてみました。すると、オリビアは悲鳴をあげなくなり、喉を鳴らすようになったのです。気に入ったオモチャがオリビアをリラックスさせるのに役立ちました。

少しずつ私たちに恐怖を感じなくなったオリビアは悲鳴ではなく、自信を持って鳴くようになりました。お気に入りのオモチャはオリビアの殻を壊すのに力を貸してくれました。
私は自信を付け始めたオリビアに飼い猫のシャドビーと犬のフランクを紹介しました。オリビアはシャドビーの傍らでフミフミを始め可愛らしい声でおしゃべりをしました。フランクがオリビアを舐めてあげると、オリビアは喉をゴロゴロと鳴らしてフランクに体を摺り寄せました。

オリビアの恐怖が消えると、彼女は私や夫の膝の上で体を丸めて眠るようになりました。オリビアを救出して3週間余り、彼女は見違えるほど自信を取り戻すことができました。そして、新しい家族を探していたオリビアに完璧な家族が見つかりました。
女優として活躍するマンディー・ムーアがオリビアを家族に迎えたのです。マンディーはオリビアを迎えた最初の夜、オリビアが少しでも淋しくないようにずっと寄り添い続けてくれました。

『子猫の季節を迎えた今、シェルターには子猫があふれ始めています。シェルターにはオリビアのように自分で食べることができる子猫もいます。その子猫たちに必要なのは温かい家庭とたくさんの愛情です。困っている子猫に心を開いて家族に迎えようと考えるなら地元のシェルターや救助隊に連絡してみて下さい。絶対に後悔しないと約束するよ!』
恐怖の中で生きていた子猫が人生を変えました。ニッキさんたちの想いが一人でも多く届くといいですね。