子猫は私の近所のあちこちで食べものをもらっていました。しかし、誰も子猫のそばには近づくことができませんでした。子猫は人間をとても怖がっていて、一定の距離を保っていたのです。
子猫と出会って1か月後、私は決心して子猫の居場所を毎日朝と帰宅後に探し始めました。
しばらく経ったある夜、ようやく子猫を見つけたとき見知らぬ人たちが協力してくれたおかげで子猫を無事に捕まえることができました。

家に連れて帰った子猫はすぐにトイレの後ろに隠れてしまいました。怖がっている子猫を私は待つしかありませんでした。子猫は2日後にトイレの後ろから出てきましたが、とても腹を立てた様子で裏口のエリアを探検していました。

私は子猫にリグビーと名前を付けました。
リグビーは少し慣れてきたかと思うと怖がる様子を見せなかなか私に心を許してはくれませんでした。知り合いの獣医師に往診を頼んでリグビーの診察と避妊治療をしました。するとなおさら怖がって私が帰宅するたびにカウチのクッションの後ろに隠れてビクビクしていました。

しかし、リグビーを一緒に暮らしてきた猫のペニーに紹介したときすべてが変わりました。
紹介した直後の彼らはお互いにとても警戒し合い、私は丸2日ずっと緊張していました。ところが3日目になると2匹は信じられないくらい仲良くなって寄り添うようになりました。

それからのリグビーは毎日少しずつ、しかし確実に私に信頼を置くようになっていきました。
リグビーは親友のペニーが私を信頼していることで、私を信じてもいいのだと思い始めたのです。
朝私が目を覚ますとベッドの上に上がったリグビーが『早く食べものをちょうだい!』そう言うようになりました。

リグビーの左耳は少しだけ欠けていました。私はケンカに巻き込まれたときにできた傷だと思っています。私はこの傷もリグビーの中でお気に入りのひとつです。

ある夜、ついにリグビーが私の膝によじ登ってきて甘えてきました。正直なところ、人生で最高の瞬間でした。
私に撫でられたリグビーはうろたえていましたが、とても幸せな子猫になりました。
リグビー、あなたは最高よ。