今から2年ほど前、工事現場の近くの民家の床下から見つけられた子猫が居ました。
養育ボランティアをしている同僚がお世話を引き受け、同僚の看護のおかげでプードルは健康を取り戻しました。
当時同僚は4匹の子猫を育てていて、ヌードル、ドゥードル、プードル、オードルと名付けたそうです。
引き取り手を探し始めたとき、プードル以外の子猫たちはすぐに引き取られていきましたがプードルだけが出会いに恵まれなかったそうです。

同僚の家で会ったプードルは全く物怖じする様子もなく彼女の方から私たちに近付いて来ました。
プードルは明るく活発でとても遊び心がありました。
私たちは初めて会ったときからプードルの中にシャイな部分を見つけることはできませんでした。
そんなプードルに私も妻もすっかり心を奪われてしまいました。
翌日、私たちはプードルを家族に迎えました。

プードルは斜視で生まれました。
彼女はときどきとても不器用な瞬間を見せますが、日常生活に全く問題なく見ることができます。
一緒に暮らし始めたプードルは私の後を付いてまわるようになりました。
私が座ると狙っていたかのように私の膝の上に飛び上がってきます。
プードルはいつも私に抱っこしてもらうかそれができなければ身体の一部をくっつけています。

私が仕事から帰ると、ドアの傍で待っていたプードルは私に抱き上げられるまで鳴き続けます。
私の鼻や顔に彼女の鼻でお帰りのキスをしないと気が済まないのです。
私が家にいるときはリビングからバスルームまで家中、いたるところで私の後を付いてまわります。
プードルが一緒に暮らすようになって私たちの家からはもはやプライバシーというものがなくなりました。

朝起きると一番に目覚めているのはいつもプードルです。
その瞬間から自分への注目を求めます。
私がテレビを見ていると彼女を構うかおやつをもらうまで私の目の前に立って存在をアピールし続けます。
なんといってもプードルの好きな言葉は「おやつ」です。

私が仕事へ行く準備を始めるとプードルは私がジャケットを着たらでかけてしまうことを知っています。
私がジャケットを置いている部屋から出るとプードルは入れ違いに部屋へ忍び込んでジャケットを占領してしまいます。
私がジャケットを着ようとすると思い切り甘えた目で私を見上げてくるのです。
プードルは自分がジャケットの中に居れば私がでかけないと思っているようです。

私たちと暮らして2年が経とうとしています。
すっかり成長したプードルですが、初めて会ったときから元気いっぱいの甘えん坊なのは変わりません。
犬や猫はときどきいきなり大騒ぎをするものですが、遊びが大好きなプードルは一度そのスイッチが入ると止まらなくなります。
私たちはそんなプードルにたくさんの笑顔をもらってきました。

なかなか出会いに恵まれなかったプードルは完全でないかもしれませんが、私たちにとっては完璧な猫、そしてかけがえのない家族です。
プードルが私たちとの暮らしをのびのびと楽しんでいることに幸せを感じています。
私たちはプードルと繋いでくれた同僚にとても感謝しています。