ミニーがいるのはイギリス、ノッティンガムシャーのネザーフィールドにあるCO-OP(生協)。
1年ほど前から毎日この店を訪れ、殆ど1日を過ごすようになりました。
人懐っこいミニーは瞬く間に買い物客の心を掴み、お店のマスコットのような存在になりました。
『たくさんの顧客がミニーと会うために来店します。
ミニーは注目を集めるのが大好きです。
私たちはカウンターで顧客におやつを買ってあげてもいいかと尋ねられますが、“NO”とこたえます。』
そう話すのは店長のジェニー・ウィンフィールド氏。

実はミニー、CO-OPから1ブロック、1分もかからないところに住むアンドリュー・ブロワーさんの飼い猫で母猫のチャーリー、同い年の姉妹デイジーと一緒に暮らしているのです。
『私がCO-OPへミニーの様子を見に行くと、ミニーは見たこともないほどいい子に振る舞っています。
でも、家に連れて帰るとミニーはすぐに家を抜け出してしまいます。』
ミニーを心配するアンドリューさんはこう続けました。
『困ったことにミニーはお腹を空かせた野良猫を装っています。』

『以前は平均で1日8回ほどミニーを迎えに行っていました。
でも今はもう諦めてしまいました。
2~3回様子を見に行っていますが、家に連れて帰っても私たちの隙をついてまたドアから出て行ってしまうので意味がありません。』
アンドリューさんは、もし誰もおやつをあげなくなったら、ミニーはCO-OPへ行くのを思いとどまるかもしれないと話しています。

地元に住むキャロライン・ジェームスさんは「CO-OP CAT」として人気者になったミニーに会えるように定期的にお店に通うようになった顧客のひとりです。
キャロラインさん自身、4匹の猫と暮らす大の猫好きです。
『ミニーはとても可愛いの。
毎日必要なものがあればミニーに会えるようにCO-OPへ行くようにしています。
お店の人に売り上げが増えたんじゃないのって尋ねたら、みんながミニーにあげるおやつを飼うから特にキャットフードの売り上げが伸びたって答えてくれました。』
さらに、地元を訪れた自治評議員のリーダーがミニーとの触れ合いをツイートし写真を投稿したことも話題になったようです。

お店の入口のベッドにはもうひとつ、お店が書いたメモが並んで貼ってあります。
『ミニーが店内に入らないようにあなたのサポートをお願いできますか?
ミニーはこの店の猫ではなく、営業時間は入れません。
もし、ミニーを見かけたら彼女を連れだすことができるようにスタッフにお知らせください。
私たちは全員、ミニーがどれだけ顧客の皆さんに幸せをもたらしているのか知っています。
それでもミニーが店に入ることを許される理由はありません。』
入口に置かれたカートのベッドは、ミニーをお店の外にとどめるための苦肉の策というわけです。

キャロラインさんは以前ミニーが横断歩道を使って郵便局の方へ歩いているのを見かけたことがあるそうで、
『ミニーは私たちが思っている以上に知的能力が高いと思います。』

ミニーは店内に入れなくても入口のベッドでお昼寝を楽しみ、買い物に訪れる人とふれあっています。
はじめはおやつをもらえるのがミニーの楽しみだったかもしれませんが、たくさんの人の笑顔に会えるのが楽しいのではないでしょうか。