その人は建物から聞こえる大きな鳴き声をきいてその声をたどって探し、ゴミ箱の中で体を寄せ合っている4匹を見つけてとても驚いたそうです。
連絡を受けた救助グループCheltenham Cat Rescue(チェルテナム・キャット・レスキュー)が子猫たちを保護したのですが、4匹は栄養失調に陥りとても痩せてお腹を空かせていました。
子猫達は生後約2週半、安心して過ごせる環境が必要でした。
私はたくさんの子猫たちを育てていましたが、4匹の力になりたいと思って彼らのお世話をしたいと申し出ました。

自宅に連れて帰ったとき、4匹は何が起こっているのか分からず混乱してひどく怯えていました。
私は三毛のメスにカルマ、一番身体が小さい白と黒のメスにシア、ハチ割れのオスにデジャ、茶色と白のオスにエズラと名前を付けました。
カルマは発見されたときから前足がありえない角度を向いていました。
カルマは全く気にならないようでしたが、獣医師が原因を探るにはカルマは小さすぎました。
栄養失調が原因の一時的なものであれば適切な食事で改善されるはずです。
私は祈るような気持でした。

私が4匹のために初めてミルクを用意し始めたとき、カルマとシエが私に向かって驚くほど大きな声で鳴きました。
4匹は用意した食べ物を全て平らげ、お腹がいっぱいになるとそれからぐっすりと眠りました。
きっと不安が薄れてきたのでしょう、今まで眠れなかった分を取り戻すようにそれは長いお昼寝でした。
目を覚ました4匹は新しい環境にすぐに慣れて行きました。
24時間も経たないうちに温かく、飢えることのない環境が気に入ったようです。
4匹はそろって喉をゴロゴロと鳴らし始めました。

エズラとデジャは本当に仲がよくずっと寄り添って過ごしました。
4匹がお昼寝をするとき、カルマとシアはそろって兄弟の背中に身を寄せて眠りました。
私は4匹に毛繕いを教えるために母猫の舌によく似た感触の歯ブラシを使って優しくブラッシングをしました。
一番小さなシアはそれがとても気に入りました。
4匹は自分で上手に毛づくろいをするようになりました。

2週間が過ぎると兄弟よりも120g少なかったシアの体重はようやく兄弟に追いつき始めました。
カルマとシアはまだミルクを欲しがりますが、エズラとデジャはまるで年上の子猫のようにウェットフードをたくさん食べています。
様子を見ていたカルマの足は骨折していることが分かり、添え木を付けてもらうために動物病院で1日を過ごしました。
家に戻ったカルマは添え木も全く気にする様子もなく30分もあちこちを探検して回りました。

ごみのように捨てられて懸命に助けを求めて鳴いていた4匹は、安心して温かいベッドでゴロゴロと大きく喉を鳴らしています。
心無い人間に捨てられたにもかかわらず、4匹はとても人懐っこくて愛情深い子猫達です。
4匹が旅立つのはもう少し先ですが、人生の始まりで困難を経験した4匹は、愛情を注いでくれる誰かとの出会いを楽しみにしています。