3匹の子猫を連れた野良猫は子猫を育てるために体力を使い果たしているように見えました。
野良猫を発見した住人は地元の動物救助隊に助けを求めました。
駆けつけた女性が到着すると野良猫は女性に摺り寄り、子猫達のもとまで導いていきました。
子猫達はいずれも目に感染症を患いすぐに治療が必要な状態でした。
女性はテレイ・ヒルズのレスキューグループCatRescue901に救助を求めました。

ボランティアのナタリーたちが現場へ駆けつけ、4匹を無事に保護することができました。
その日はとても寒雨が降っていました。
猫たちはとてもお腹を空かせていました。
母猫はとても痩せていて、子猫達は治療をしなければ失明していた可能性が高くギリギリのタイミングで保護されていました。

診察を受けた結果、子猫達は眼瞼無形成という異常を持って生まれ、まぶたがありませんでした。
まつ毛が目にあたったり、まばたきができないために目が乾燥して常に不快感を伴います。
三毛の子猫は左目、他の2匹は両目に症状を抱えていました。
子猫達の失明を防ぎ、痛みのない健康な暮らしを送るためには矯正手術が必要です。
子猫達は治療の準備のための投薬が始まりました。

野良猫たちには安心して過ごせる家が必要でしたが、グループの養育ボランティアはすべてお世話をする猫を抱えていました。
すると救助に向かってくれたベテランのナタリーが、お世話をしている猫を抱えているにも拘わらず4匹のお世話を引き受けてくれたのです。
ナタリーの家に落ち着いた4匹は長く辛い外の暮らしに疲れ切っていましたが、温かい家でお腹いっぱいになってゆっくりと眠れることをとても喜んでいました。

私たちは母猫にエロディ、3匹の子猫にはメスにポララ(三毛)、ハーシー(サビ)、オスにイグナシオ(グレイと白)と名前を付けました。
エロディは子猫達が生まれて以来ずっと我が子を守り続けていましたが、ようやく体を休めることができました。
そんなエロディは初めの数日ほとんど食事を摂ることができませんでした。
しかし感染症の治療に備え先に不妊治療を受けたエロディは、食欲を取り戻して再び食事が摂れるようになりました。

ナタリーは24時間体制で子猫達を健康な状態に戻すためのお世話を続けています。
4匹のお世話を引き受けて以来、ナタリーは何度も獣医師の元へ足を運んでいます。
これからも眠れない夜が続き、獣医師のもとへも足を運ぶことになりますが、ナタリーには明確な目標があります。
エロディと子猫たちを健康に戻し、彼らにふさわしい未来へ導くという目標です。

私たちグループは目の疾患とそのケアを熟知していて子猫達の治療に大きな力となるでしょう。

救助者の足元に摺り寄って我が子のもとへ導いていったエロディは、今も温かい家の中で子猫達を抱きしめています。
ゆったりと体を休めているエロディは穏やかに喉をゴロゴロと鳴らします。
エロディは子猫達を守り抜き豊かな未来へと導きました。