小動物の獣医をしている私は、精密検査のためにやって来た子猫に初めて会いました。
子猫はかなり内気でおとなしかったのですが、数日経つととても社交的で次第に遊びが好きになり始めました。
子猫はとても大きな目をしていて、私はすぐに夢中になる子猫の個性がとても好きになりました。
私は子猫を「生意気な1.3ポンド(約590g)の眼球」と呼びました。
そう、私はそのときすでに子猫に心を奪われてしまっていました。

私は子猫のことが頭から離れなくなり、仕事の合間に様子を見に行かずにはいられませんでした。
子猫の治療が終わり、里親さんを探さなければならなくなったとき、子猫が元気になるまで育てて回復を見届けるように・・・そう言われました。
私は断るわけにいきませんでした。

私は子猫にスターウォーズに登場するキャラクター「ポーグ」に因んで同じ名前を付けました。
私たちのポーグは本当に大きな目をしていて、普通とは少し違うと感じていました。

でもそれは単なる外見上の違いではありませんでした。
ポーグが耳や首を掻くと彼の皮膚に大きな傷が入ってしまいました。
皮膚生検の結果、ポーグはエーラス・ダンロス症候群(皮膚無力症:コラーゲンの合成や線維形成の異常により皮膚が薄くて脆く、過度に伸び広がるのが特徴の遺伝性の病気)であることが分かったのです。

この時までに明らかになったのはポーグの抱えている病気だけではありませんでした。

ポーグに心を奪われたのは私だけではありませんでした。
私たち家族はすでにポーグを家族の一員としてなくてはならない存在に感じ、彼を手離せなくなっていました。

何がポーグの肌を健康で安全に保つために役に立っているかを見つけるのはとても難しいのですが、私たちは今、治療法を探して勉強を続けています。

ポーグの皮膚を保護するためには衣服が非常に重要なので、私たちは常に彼が快適であることを確かめながら、最もフィットして最もカバー力のある服を探しています。

ポーグはいくつかの目の疾患も抱えていますが、日常的に点眼薬を使うことで十分にコントロールされています。
どんな状況にあってもポーグは恐れを知らず冒険心が強くて大きな心を持ち続けていました。
ポーグの大きな目は彼の好奇心の赴くまま、いつも生き生きと輝いています。

おやつの袋の音がすると、ポーグはどこにいても走ってきます。
彼は食べるのが大好きで好き嫌いはありません。
一日しっかり遊んだら、私たちの膝の上で体を丸めて寛ぎます。
楽しかった一日に気分を良くして、たくさんフミフミをしています。

ポーグは私たちの顔をとても丁寧に舐めてくれます。
まるで子猫の身繕いをする親猫のようです。
ポーグの愛情を感じてとても幸せです。
私たち家族はそれぞれにとても彼を愛していて、ポーグが私たちの家族であることをとても幸せに感じています。
病院で出会った生意気な子猫は、私たちにとって特別な子猫でした。