駆けつけた私たちは衝撃を受けました。
建物の壁に沿って並んだ4つの段ボール箱は、大量の小包用テープで完全に密封されていて空気穴はありませんでした。
その場所にどのくらい置かれているのか分かりませんが、中にいる猫たちの気質が分からない限りすぐに蓋を開けるのはかえって危険だと思いました。
私たちはそれぞれの箱に猫が段ボールを破れないくらいの空気穴をあけ、施設へ車を走らせました。

幸い施設には数分で戻ることができました。
猫を傷つける恐れがあるのでハサミやカッターナイフは使えません。
私たちはバターナイフを使ってテープを切りました。

4つの段ボール箱の中には11匹の猫がいました。
2匹は成猫のメス、9匹が思春期の猫でした。

動物が生きていくためには呼吸が必要であることは誰でも知っています。
獣医師はこの猫たちの状況だと酸素が無くなり1~2時間以上は生きられなかっただろうと言いました。
推測でしかありませんが、段ボール箱を置いた人物は猫たちが窒息することを意図していたとしか思えませんでした。

私たちが最も奇妙に感じたことは、全ての猫がとてもフレンドリーで、明らかにかつてはとても可愛がられ、お世話をされ、抱きしめられて暮らしていたらしいということでした。
もしかしたら、飼い主の家族、あるいは身近な人物が猫の存在を嫌ってこんなことをしたのかもしれない・・・そう思いました。

全ての猫がとても痩せていてノミに覆われていました。
獣医師は到着するとすぐにノミの治療をしました。
しかし、新しい家族を探すには避妊手術を受け、ワクチンを接種しマイクロチップを装着しなければなりません。
私たちは施設のSNSを通じて彼らに起こったことを投稿し、寄付を呼びかけました。

私たちは2匹の成猫のうちのどちらかが9匹の若い猫の母親になるには十分な年齢ではないと考えています。
猫を捨てた人物のもとに他に猫がいるのではないか。
捨てられようとしている猫がこれで終わりなのかが心配でたまりません。
私たちはストラッドフォードの住民を中心に、心当たりのある人が居れば連絡を欲しいと呼びかけました。

猫たちはショックから回復に向かい始め、より友好的で私たちに撫でることを許してくれるようになってきました。
私たちの獣医師は必要な治療を施し、次のステップへの準備を進めています。

ありがたいことに、私たちの呼びかけにたくさんの人から寄付が寄せられ、施設に直接食べものやおもちゃを届けてくれる人もありました。
そして様々な情報も寄せられました。

行方不明になった猫がこの猫たちの中にいることを願ってたくさんの人が連絡してきました。
残念ながら11匹の猫たちは集められたのではなく、おそらくお互いに親子、あるいは兄弟などのつながりがあると思われます。

私たちは路地などに置き去りにされた猫たちをときどき保護することがあります。
それでも今回の11匹という数と密封の方法には特に衝撃を受けました。
ウェンディの知らせが無かったら11匹は今いなかったでしょう。
寄せられた情報の中にいくつかに11匹の猫たちに関連する可能性のあるものがあり、私たちは調査をしています。
施設のSNSに投稿した動画はわずか数日で再生が460万回を超えました。
私たちは真実が明らかになり、抑止につながることを願います。