私たちは母猫の子育てを見守り続けていくうちに、子猫達全員に健康に成長してほしいと思いました。
私たちは子猫達を安全な家の中でお世話をしようと決めました。
子猫達が十分育ったとき、私と祖父は毛布を使って子猫達全員を捕まえて家の中でお世話を始めました。

子猫たちの中に兄弟よりも一回り小さな生姜色の子猫が居ました。
その子猫は体が小さいだけでなく、先天的に鼻が曲がっていてまるでマンクスの子猫のようにしっぽが無いように見えました。

最初に家の中に連れてきたときはとても緊張していましたが、子猫は数時間もしないうちに私の腕の中にいてフミフミをしていました。
たっぷりの食事をした後、子猫は私の方へ這ってくると腕の中で眠るために身を乗り出しました。
他の子猫達がお互いに身を寄せ合って眠ろうとしているのに、生姜色の子猫だけは私の腕の中で眠りたかったのです。

私たちはすでに猫と暮らしていて子猫達を飼うつもりはありませんでした。
時期を見て子猫達全員に引き取り手を見つける予定でいたのです。
でも、生姜色の子猫は私にとても懐いて行きました。
家の中で私の後を付いてまわり、私の注意を引こうとしました。
私の腕の中にいるのが大好きで、フミフミをしない時は私の指を舐めて毛繕いをしていました。
生姜色の子猫は鼻がまっすぐではないせいかほかの猫と少し違う喉の音がしました。
だけど普通の猫のようにゴロゴロと喉を大きく鳴らしました。

他の子猫達が十分成長し、それぞれ新しい家族のもとへ旅立って行ったとき、生姜色の子猫は1匹だけ私たちのもとに残っていました。
子猫は私たち家族の心の中にいつの間にか忍び込み、なくてはならない存在になっていました。
私たちはどうしても子猫を手放すことができませんでした。
私たちは子猫にバターズと名前を付けて家族に迎えました。

あれから1年、すっかり成長したバターズですが体重は2500g足らず、相変わらず小柄なままです。
だけどバターズは小さな体にエネルギーが満ちています。
そして愛嬌たっぷりです

私たちはバターズたちの母猫にも安全で飢えることのない暮らしをしてほしいとずっと思ってきました。
私たちは母猫を探し、私が以前働いていたシェルターに連れて行くことができました。
約10歳だった母猫はそこで新しい家族を見つける準備を整えました。
その後、いい出会いに恵まれた母猫は今、あたたかい家族に囲まれて幸せに暮らしています。

物置にバターたち子猫を見つけたとき、バターズはひどく弱々しい小さな子猫でした。
小さなバターズは私たちの心にまっすぐに忍び込んできて家族の一員に加わりました。
成長したバターズは自信に満ちています。