飼い主に連れてこられた子猫は低血糖症で健康に多くの問題を抱え発作を繰り返していました。
飼い主の女性は子猫が適切な治療を受けられるように子猫を病院へ託す決心をしました。
生後数日の子猫は目も耳も見つけるのが大変なくらい小さいのに食欲旺盛で必死に生きようとしていました。
私は出会った瞬間に子猫が決して諦めていないと感じました。
生き延びることができるのか分かりませんでしたが、私は子猫にチャンスを与えたいと思いお世話を引き受けることにしました。

私は子猫にコアと名前を付けました。
血糖値をコントロールしながら適切な食事を与え始めると、幸いにもコアの発作は収まっていき元気になっていきました。
しかし、食欲旺盛なコアがいくら努力してもあまり大きくなることができず私は何かが違うと感じました。

勤務先で検査を受けた結果、コアはいくつかの遺伝的な疾患を持って生まれそのひとつに小猫症がありました。
コアの大きさと他の症状から下垂体性子猫症(成長ホルモンの分泌の低下による成長不全)であることは間違いないようです。
コアは大きく成長することはできませんがエネルギーに満ちた子猫でした。

コアは幼い頃から一緒に暮らしてきた犬のキーリーと仲がよく、お昼寝はいつも一緒でした。
私がお世話を引き受けた子猫をつれて帰ったとき、コアはとても興奮してさらに元気になりました。
そしてわずかですが成長を見せ始めました。
コアは一緒に遊ぶ友達ができたことをとても喜び、ますます食欲が増し体力を付けて行きました。
5か月半のコアは生後1か月の小猫より小さいサイズでしたが、年下の子猫にオモチャの遊び方を教えていました。

コアは低血糖や病気のための特別な療養食を続けていますがとにかく食べることが大好きです。
小さな体でもベッドに飛び乗ったりキャットタワーに上って遊ぶこともできました。
1歳を迎えたコアは生後2か月の小猫とほぼ同じくらいの体重でした。
周りのみんなにキスをするのが大好きな愛情深く社交的な猫に成長していました。

コアの前足は少し変形していて内側に曲がっています。
ゴルフクラブのような形をしていますが、コアが普通の生活を送るのに問題はありません。
私が何かをしているとき、コアはいつも私の足元に居なければ気が済まないようです。

現在1歳半になったコアは体重が約1.6kgまで増えました。
コアは生涯子猫のサイズのままかもしれませんが、豊かな個性を持ちほかの猫との違いを感じさせません。

コアは生まれた時から困難を抱えていましたが、決して諦めない強さを持っていました。
愛情深い個性はこれからも成熟していくでしょう。
コアは見守る私たちに笑顔をもたらしてくれる大きな存在になっています。