8月のある日曜日、午前7時ごろでした。
私は泣き叫ぶような子猫の鳴き声で目を覚ましました。
鳴き声は庭の方から聞こえていました。
急いで庭に出てみると、庭の隅で小さな子猫を見つけました。
子猫を呼ぶと、私に気付いた子猫は一層大きな声で泣き叫び少しよろけながら近づいてきました。

私はそっと子猫の頭を撫でました。
子猫はよほど心細かったのか甘えるような声で鳴きました。

よく見ると、子猫の目は目ヤニでほとんど塞がっていて、血の混じった鼻水が瘡蓋のように鼻を覆っていました。
私は子猫を掬い上げて家の中に戻りました。

子猫は病院で治療を受ける必要がありました。
私は仕事場に子猫を連れて行き、昼食の休憩時間に動物病院へ行きました。

子猫は生後5週ほどのメスで体重が340gしかありませんでした。
獣医師は子猫が重度の猫インフルエンザにかかっていると診断し、助かる見込みは半分くらいだからと安楽死を薦めてきました。

私の腕の中で子猫は必死に戦っているのに・・・?
私は獣医師の主張を拒否し、必ず子猫を元気にすると宣言して動物病院を後にしました。
それから私は眠れない1週間を過ごしました。

私は子猫をずっと温めました。
そして2時間ごとの食事と食後の抗生物質と目薬を与え、数時間ごとに目をきれいにしました。

そうして1週間が過ぎたとき、小猫の目はほとんどきれいに開き、鼻水も止まりました。
そして体重は2倍まで増やすことができました。

元気を取り戻し、活発に動くようになった子猫はとてもフレンドリーでおしゃべりが大好きでした。
しばらくして私は子猫にとって最高の家族を見つけることができました。
そこには子猫を可愛がってくれる猫のお兄ちゃんが暮らしていて、家族に加わった子猫をすぐに抱きしめてくれました。
私たちが驚くほど速く2匹は結びつき、2度と離れられないほど深い絆を結んでいます。

ひとりぼっちで必死に助けを求めていた子猫は私を見つけたとき、一層大きな声で泣き叫んでいました。
きっと心細くて怖くて、それでも必死に生きようとしていました。
仕事をしながら子猫を看病するのはとても大変だったけれど、子猫が生き延びるチャンスを得たのが私との出会いだったことを今ではとても感謝しています。