ジョージア州ディケーターにある店にレンタカーを返しに行ったときのことでした。
車を返して駐車場を歩いていると車の下から子猫の鳴き声が聞こえました。
かがみこんでみると隣の車の下に子猫が居ました。
『ひとりぼっちかい?ママはどうしたの?』
声をかけると子猫が車の下から出て来て、私の手の匂いを嗅ぎ顔を擦りつけてきました。

子猫はしばらく雨にぬれていたのか身体が冷たくなっていました。
周りを見回しても他に猫の姿はなく、誰も見当たりませんでした。
鳴きながら私の傍から離れようとしないので、そのまま放っておくことができませんでした。
私は子猫を抱きあげ、車に乗せると地元のシェルターへ向かいました。
子猫の飼い主が居ないか確かめようと思ったのです。

シェルターは子猫の飼い主を見つけることはできませんでした。
そして、子猫を保護することもできないと言いました。

私は子猫を連れて自宅に向かいました。
子猫は膝の上に座ると私の腕を前足で抱きしめそのままぐっすりと眠ってしまいました。

私はコーギーと暮らしてきました。
子猫は私の犬ともすぐに仲良くなり、私たちとの暮らしに自然に馴染んでいきました。
そして1週間後。

私の友人が子猫に一目惚れしてしまいました。
友人は子猫を家族に迎え友人の家でとても大切にされて暮らしています。
子猫とはたった1週間一緒に暮らしただけでしたが、ちょっと辛かったですね。
私は友人の家をしばしば訪れ、子猫に会っています。
いつの間にか子猫は私の心を盗んでいました。
私自身、これには少し驚いています。

私は友人の子猫をポパイと呼んでいます。