子猫の兄はディープ・ディッシュ通称DD、弟はジャンボ・スライス通称ジャンボと名前を付けました。
私たちは2匹の栄養価の高い食事を与えはじめ、9月のはじめに詳しい検査を受けてもらいました。
DDは腎臓に問題を抱えていることが分かりましたが、ジャンボはそれから5週間たくさんの病院で診察を受けた後、ようやく重度の巨大食道症であることが分かりました。

巨大食道症は食道部分が拡張し筋肉がうまく働かないために食べものを胃の方へ運べずに吐いてしまうのです。
栄養を十分に摂ることができないだけでなく、誤嚥性の肺炎を起こす可能性があり、ジャンボの場合、完治するのは難しい状態でした。

巨大食道症の動物の食事は、できるだけスムーズに食道を通ることができるように栄養価の高いスムージーの状態のものを与えます。
ジャンボは顔が体より下がらない高さの給餌台の上に置いたお皿から食べてもらいました。
そして、食事をした後はできるだけ長い時間、身体を直立した状態に保たなければなりません。
ハンナは、ジャンボのためにそれを苦痛に感じない方法を知っていました。

ハンナは食後のジャンボをブランケットで包み、ブリトーのような姿で抱いていました。
家の中を移動するときはブリトーになったジャンボを抱いたまま移動していました。
毎食後、ジャンボはブリトーになって20分程度直立の姿勢を保っていました。

ジャンボにとってそれが一生続く食事のスタイルになるでしょう。
でも食事が逆流したり吐くことが少なくなり、栄養を十分に摂ることができれば体重を増やし体力をつけ、肺炎を防ぐことができるのです。
幸いジャンボは食欲旺盛で薬の効果もあり安定してきていました。

保護されたとき2匹は骨と皮だけにやせ細っていました。
長い道のりでしたが、多くの努力と獣医師の薬のおかげでDDの腎臓はめざましい回復をみせてくれました。
今後も血液の状態を見守り続ける必要がありますが、遊びが大好きな彼はとても元気です。

私たちのところに来て生後8週を迎えたとき、ジャンボは450gにも満たない大きさでした。
しかし2か月経った今、ジャンボは900gを超えることができました。
ジャンボが生きるためには彼の食事の方法を理解し毎食ごとに提供してくれる家族が必要です。

DDとジャンボはとても仲のいい兄弟です。
彼らは15分と離れていることができません。
DDはブリトーの状態でいるジャンボの傍を決して離れようとはしないのです。
2匹はこれまでの人生で様々なことをいっしょに経験し、私たちが出会った子猫の中で最も絆の深い兄弟です。

私たちはDDとジャンボを一緒に迎えてくれる家族を探し始めました。

ジャンボの食事のお世話は一見大変そうですが、決して難しいことではありません。
彼が生きるために必要な食事の方法を少し助けるだけでいいのです。

強い絆で結ばれた2匹は成長を続けています。
私たちは、これまでの人生ですべてを分かち合ってきたDDとジャンボに、ふさわしい家族が現れることを心から願っています