子猫は平均的な大きさの健康な4匹の兄妹と生まれていましたが、生後2か月の時、兄弟の1/8のサイズしかありませんでした。
低体重と発育不良の原因を知るために私たちはすぐに子猫を動物病院へ連れて行きました。
子猫は小人症と水頭症の診断を受け、状態が思わしくなかったために救急病院を薦められ、そこで入院することになりました。

小人症の猫は体が小さいだけでなく、健康上の問題を抱えていることが少なくありません、
入院中の子猫は詳しい検査を受け、巨大結腸症、盲目で骨が変形したり、部分的につながっていないことが分かりました。
様々な健康上の問題を抱えていた子猫は7日間の間に7人の獣医師から安楽死を薦められ、私たちが子猫を育てることを励ましてくれた獣医師はたったひとりでした、
私たちは一番重要なこと、子猫はずっと苦しいのかと獣医師たちにたずねました。
すると獣医師はみな子猫が苦しんではいないとこたえました。
私たちは小さな子猫が生きたいと思う限り最高の人生を与えたいと言いました。

救急治療室で何とか安定することができた子猫は私たちと一緒に自宅で暮らし始めました。
私たちは子猫にミリと名前を付けました。
ミルは舌を使うことができず、ひとりで食べたり飲むことができませんでした。
私は1時間半ごとにミルクを与えそれを6か月続けました。
ミリは体重を増やし始め、900gを超えることができました。

小さなミリは私たち家族が全員でお世話をしてきました。
そこには私たちが一緒に暮らす犬や猫たちも加わってくれました。
ミリが食事をした後は犬や猫たちが彼女の顔をきれいにしてくれます。
犬のオジーはミリに異変があると私たちのところまで知らせに来てくれました。
彼らはミリが苦手とする能力を理解していて、それを補おうと手伝ってくれています。

ミリはボールのような器から飲むことができないため、水は注射器で与えなければならなりません。
誤嚥を防ぐために食事もスプーンを使って食べさせなければなりません。
これまでミリは何度か肺炎を患いました。
舌が使えないミリにとって、食べたり飲んだりするにも注意が必要なのです。

ミリに安全にそして時間ごとに食事をしてもらうために私は職場に連れて行くことにしました。
職場に着くと、ミリのバスケットは同僚たちのデスクをあちこちへ移動し、同僚たちは代わる代わるミリに注意を払ってくれています。
同僚たちはミリの食事も手伝ってくれ、ミリはお世話をしてもらうことで同僚たちに温かい気分転換の時間を与えています。

私はミリをバスケットに入れ、もうひとつのバスケットに彼女の食事とおやつを入れていきます。
そして、ミリのバスケットには彼女専用の会社のバッチが付けられています。
ミリは私の職場へ通い一日中誰かしらに見守られています。
ミリは彼女と出会う人を幸せにする不思議な力を持っています。
ありがたいことにミリは私の同僚達にも家族のようにお世話をしてもらっています。

ミリに手作りの赤いドレスを塗ってくれた同僚が居ました。
ミリの小さな体が小さなお花のようです。

ミリは肺炎を患ったときに、肺のひとつが機能していないことや脾臓が無いことが分かりました。
救急治療室の獣医師のたちはミリが1年と生き延びることができないと思っていました。
ミリの体重は今1132gです。
獣医師たちは今でもミリが元気で生き続けていることを奇跡だと言います。
ミリと出会って、4年の間にミリと私たちは本当にいろいろな経験をしてきました。