5匹の子猫を保護したPet Alliance Greater Orlando(ペット・アリエンス・グリーター・オーランド)によると、子猫達にミルクをあげられるジュールという授乳直後の母猫がいるということでした。
私は何とか力になりたいと思いました。

Pet Alliance Greater はもうひとつのシェルターへとても小さく生まれたというケルビンを迎えに行きました。
ケルビンには一緒に保護された別の子猫がいたのですが、残念ながらその子猫はすでに亡くなっていました。
小さいと聞いていたケルビンは体重が108gしかありませんでした。

ケルビンはほかの5匹(マックスウェル、ウェーバー、ルー、ルーメン、カンデラ)に紹介されました。
幸い、小さなケルビンは大きな子猫たちに大歓迎されました。
3匹の母猫から別々に生まれた子猫達はまるで同じ母猫から生まれた兄弟のように結びつき、代理ママのジュールは6匹の子猫のお世話に懸命でした。
猫たちはひとつの家族となり私のもとへやって来たのです。

ケルビンにとってとても幸運だったのは、大きな子猫たちが小さなケルビンのことを大好きだということでした。
ケルビンは殆どの時間、彼のことをとても可愛がる兄弟たちに囲まれていました。
大きな子猫たちはケルビンを囲むように取り巻き、腕を回してケルビンの身づくろいをしたり彼にキスをしていました。

5匹の子猫達は順調に成長しました。
しかし、ケルビンは月齢に対してとても小さかったので私は彼の免疫力を助けるためにサプルメントを補給しました。
ジュールのミルクとサプリメントは2週間後にケルビンの体重を2倍まで増やしました。
生後4週目の子猫の平均にはとても及びませんが、ケルビンは確実に成長していました。

ところが順調だったケルビンに上気道感染症の初期症状が見え始めました。
私たちは二次的な感染を防ぐためにケルビンに抗生物質を与えました。
幸いケルビンは食欲もあり、活発に動き回りました。
それでも私はケルビンの状態に細心の注意を払いました。
私たちは抗生物質の投与が優位に働き、ウィルスがおとなしく引き下がることを願いました。

24時間体制のケアと代理ママのジュールの無条件の愛情、それに兄弟たちのぬくもりやキスはケルビンをウィルスから守り抜きました。
ジュールは愛情深く代理ママの役割を十分すぎるほど果たしてくれていました。
ジュールはフワフワの見事な尻尾を持っていて、とても甘い猫です。
代理ママの重責を終えたら、きっと幸せな出会いが待っています。

5匹の子猫たちの中でも黒猫のルーメンは特にケルビンを可愛がってきました、
ルーメンはケルビンを本当の弟のように可愛がり、頻繁に身繕いをしたり遊び相手を買って出てくれました。
そしてルーメンはいつもケルビンに腕を回しピッタリと体をくっつけてケルビンをずっと温めてくれました。
10月の下旬、ケルビンは食べることに興味を無くし、増やしていた体重が減少し始めました。
私はすぐにシェルターのスタッフに相談し、食事の内容や与える栄養補助食品やサプリメントを検討し直しました。
すると数日後には再び体重を増やし始めることができました。

11月3日、私たちはジュールと6匹の子猫達を動物病院へ連れて行きました。
ジュールは避妊手術を受け、子猫達は成長に合わせて避妊手術や混合ワクチンの接種を受けました。
しかしケルビンはまだ最初のワクチン接種には小さすぎました。

生後7週目に入ったケルビンは体重が450gに迫り、それは生後4週の大きさです。
ケルビンは確かに小さいけれど、エネルギーを蓄えています。

私たちが暮らすフロリダは年中気候がよく、猫の繁殖期は終わりがありません。
ケルビンは同じ時期に同じ境遇の5匹と出会う幸運に恵まれました。
しかもその子猫たちはケルビンをとても愛してくれました。
ママ・ジュールと大きな子猫たちはケルビンの命を繋いでくれたのです。
子猫達がそれぞれに旅立ちの時を迎えても、ケルビンはきっとこの「家族」の愛情を忘れないでしょう。