マサチューセッツ州に暮らす私は数か月前からシニアの猫を探していました。
というのも、シェルターに収容された高齢の猫たちは彼らの最後の数年を全うできていないことを知り少しでも力になりたいと考えていたからです。
いつものように引き取り手を探しているシニア猫について調べていたとき、Petfinder(飼い主を探す猫と猫を探す人を結ぶサイト)でモリーを見つけました。
シェルターは傷心のモリーに1日も早く出会いが訪れることを願い、引き取ったそうです。
モリーにはUTI(尿路感染症)と腎臓病の初期症状がありましたが、私はモリーに会いに行くことにしました。

私たちが部屋に入っていくと、モリーは囲いの中の一番高い場所でお昼寝をしていました。
私に気付くとすぐに下りて来てまっすぐに足元までやってきました。
私の手の匂いを嗅ぎ床に転がったモリーのお腹を撫でると、彼女は私の手に顔を擦りつけてきました。
しばらく一緒に過した後で、社交的な上にとても甘いミス・モリーを私たちは残していくことはできませんでした。
自宅に向かう車の中で、モリーの青い瞳はずっと私を見詰めていました。

自宅に着いたモリーはすっかり落ち着いたようでした。
そしてその日から殆どの夜を私のベッドで一緒に眠るようになりました。
飼い主さんの愛情を一身に受けずっと幸せに暮らしていたというモリーが瞬く間に新しい環境に溶け込むのを見て私は心から安心することができました。
ミス・モリーは新しい生活をスタートし、すぐに私のかけがえのない親友になっていきました。

モリーは14歳という年齢を感じさせることはありませんでした。
彼女の中身はずっと子猫のままでした。
モリーは放り投げたヘアタイに飛びついたり、レーザーポインターを追いかけ走り回って遊ぶのがずっと大好きでした。
私が仕事から帰宅すると、いつもドアまで走ってきてお帰りを言ってくれました。

フワフワの被毛のおかげで目立たないのですが、モリーは体重が約2.9kgしかありません。
とてもきゃしゃな身体をしていますが、彼女にはたっぷりの愛情が詰まっています。
私はモリーに残された時間が豊かで愛情にあふれたものになることを願って家族に迎えました。
だけど、豊かな時間を与えられたのはむしろ私の方でした。
私はほかの猫を考えられないし、モリーを見つけられてとても幸せだと思っています。

モリーと出会って2年が経とうとしています。
彼女は一緒に暮らし始めた頃から定期的な検査をしてきました。
幸い腎臓の状態は安定していましたが、それでもときどき気分のすぐれない日もあります。
そのたびに頼りになる獣医師のおかげで元気を取り戻してきました。

数日前、いつもより気分が悪くなったモリーは夜遅く動物病院へ行かなければなりませんでした。
獣医師は腎臓が正常に機能しているかを検査し、彼が処方した抗生物質のおかげでモリーは元気を取り戻しました。
検査の結果が出たら、よりカスタマイズされた抗生物質が処方されることになっています。

私がシニアの猫を探し始めたときから、時には困難に直面することを覚悟していました。
でも、モリーと暮らして分かったことはシニアの猫たちは生きている限り、与え続けようとするということでした。

どんなに気分が優れなくてもモリーの愛らしさと優しさが変わることはありません。
モリーは私の腕の中で私たちへの愛情を決して忘れないのです。

人生の殆どを飼い主さんと共に過ごし、その愛情を一身に注がれていたモリーは、離ればなれになったときどんなに辛かったでしょう。
私の足元にまっすぐに下りてきたモリーは、私たちに何かを感じてくれたのかもしれません。
モリーに与えられたものは計り知れないけれど、それはモリーにとってごく自然なことなのです。

私はモリーがこれからの人生で必要とする全ての愛を与えたいと思ってきました。
その思いはこれからも変わることはありません。
私はミス・モリーとの出会いに感謝しかありません。