獣医師のセオさんの祖母であるルリアさんは3年前に50年間連れ添った最愛の旦那さんを亡くし悲しみくれる毎日を過ごしていました。
そんなおばあちゃんのことを孫であるセオさんは心配し、心の支えになればと
「猫を飼ってみたら?」
と提案しました。
しかし元々動物嫌いのおばあちゃんは
「猫が嫌い」
と拒否したのです。
そんなおばあちゃんに2016年の夏に素敵な出会いがありました。
それは1匹の野良猫「ミスティ」がセオさんに保護されたことに始まります。
ミスティは路面電車の線路上でセオさんに保護され動物病院で治療された後、ルリアおばあちゃんのところへセオさんと一緒に会いに行きました。

セオさんはおばあちゃんが猫嫌いなためいきなり連れて行って大丈夫かと少し心配でしたが、そんな心配は無用でした。
ミスティはおばあちゃんの家に到着するとすぐにおばあちゃんの膝の上に乗りました。
そして今まで知り合いだったかのように甘えだしたのです。
セオさんもおばあちゃんもビックリ!
しかもあんなに猫嫌いだったおばあちゃんもミスティを全く拒絶しないのです。
むしろそんなミスティのことを可愛く思い、大好きになったようです。
動物の力ってスゴイですね。

おばあちゃんが受け入れてくれたのでミスティは里親が見つかるまでおばあちゃんの家で預かってもらうことになりました。
1週間後にセオさんがミスティとおばあちゃんの様子を見に行くとおばあちゃんが言います。
「ミスティを手放すなんてできない。ずっとミスティと一緒に暮らしていきたいの」

旦那さんを亡くしてからずっと独りぼっちで寂しい思いをしてきたおばあちゃんにとってミスティを手放すことができなくなったのですね。
ミスティがおばあちゃんの心の支えになったのです。
セオさんはすぐにミスティの里親探しを止めました。

ミスティと一緒に暮らし始めたおばあちゃんの表情が明るくなりました。
寂しかったおばあちゃんの心にミスティが光を差し込んだのですね。
おばあちゃんは元気を取り戻し、ミスティに癒やされ、穏やかに暮らしています。

今回のことで動物が人間にくれる愛情・力の凄さを強く感じることができました。