婦人警察官をしているタラさんと夫のザックさんが買い物に出掛けたときに廃車場の近くを歩いていると、どこからか子猫の鳴き声が聞こえてきました。
すると車の下から1匹の子猫が出て来て夫婦の元へ歩み寄ってきたのです。
動物好きの夫婦はこのとっても可愛い子猫をこのまま放っておくことが出来ませんでした。
何故ならもうすぐこの街に大きなハリケーンがやってくるため子猫が命を落としかねないと思ったからでした。
夫婦は子猫を保護し、途中のペットショップで必要なものを買い、家に帰りました。

自宅へ帰りタラさんがご飯を作ってあげると、それまでザックさんに抱っこされていた子猫はするりと腕から抜け出してご飯の方へ走り一生懸命に食べ始めました。
夫婦が住む家では動物を飼うことが出来ないため地元の保護施設へハリケーンが過ぎた後に子猫を引き取ってもらうように連絡をしたのです。

ご飯を食べ終わった子猫をお風呂に入れ体をキレイにしてあげるとふかふかのベッドに潜り込み安心した顔で眠り始めたそうです。
夫婦は子猫に「ストーム」と名付けました。
食欲旺盛で元気なストームは夫婦に愛嬌を振る舞いていました。

保護してから3日後にストームが食べることもせずにぐったりとしてしまいました。
夫婦はすぐにストームを動物病院へ連れて行き診察してもらいました。
獣医さんのアドバイスに従って24時間体制で夫婦が懸命に看病しました。
すると翌朝、居眠りしていた夫婦の耳にストームの愛らしい鳴き声が聞こえてきたのです。
元気になったストームは益々甘えん坊になり夫婦のそばから離れなくなりました。
夫婦は保護施設へ連れて行くタイミングを逃していました。
しかし、家では動物を飼うことが出来ないです。

そんなある日、同僚の警察官がストームを家族に迎えたいと申し出てくれたのです。
同僚の家には既に先住猫が3匹、先住犬が2匹いるほどの動物好きです。
きっと幸せに暮らしていくとタラさんたちは喜んでいます。

あの嵐が来る前に心優しいタラさん夫婦に出会い保護してもらい大切に世話をしてもらったストーム。
きっとタラさん夫婦からもらった愛情を心にとめて新しいお家でも元気に楽しく過ごしていくことでしょう。