野良猫は人間に慣れていて元は飼い猫だったのかもしれないと思いました。
私とボーイフレンドは小さくて痩せた野良猫にタイニーキャットと名前を付けました。

タイニーキャットは温かくて安全な家とお腹を空かせることのない暮らしを気に入って、痩せていた身体も少しふっくらとしてきました。
はじめは外で暮らしていたころのタイニーキャットがとても痩せていたので、少々体重が増えても健康的になってよかったと思っていました。
でも、次第に彼女のお腹だけが日に日に大きくなってきたことに気付いたのです。
3週間後にはタイニーキャットのお腹はパンパンに膨らんでいました
タイニーキャットは妊娠していたのです。

その日、タイニーキャットは私たちに向かって盛んに鳴き、注意を集めようとしました。

タイニーキャットは自分にそっくりな灰色の子猫を5匹無事に出産しました。
私たちには子猫がオスなのかメスなのかさえまだ分かりませんが、5匹ともとても元気でした。
妊娠に気付いたときは驚きましたが、生まれてきた子猫たちを見るとタイニーキャットの子育てを支えてあげたいと心から思いました。

タイニーキャットは用意していたゆったりした寝床に横たわり、早速子猫たちのお世話を始めました。

私とボーイフレンドは子猫たちに名前を付けました。
一番大きな子猫はドーザーです。
彼はママのミルクをもらうとき、いつもブルドーザーみたいに兄妹を乗り越え、かき分けて辿り着いていたからです。
もう1匹のオス、スリーピー、私たちはスランプと呼んでいますが彼はとにかく眠るのが大好きです。
スランプはお風呂に入れてあげている途中でも眠ってしまったことがあります。

マグーはママと同じ灰色一色のメスです。
兄妹たちに比べてちょっとのんびりしています。
2番目に小さな灰色一色のメスの子猫はスーパー・タイニーです。
彼女は
そして兄妹の中で一番小さく生まれたメスのナノです。
彼女はとても頑張り屋さんでした。

小さな子猫たちの誕生で私たちの暮らしはタイニーキャット一家を中心に回り始めました。
タイニーキャットは子猫に愛情を注ぎ、寝心に子猫たちのお世話をしました。
子猫たちは順調に成長し、私たちの家はこれまでになく賑やかで愛情にあふれる温かな冬の時間を過ごしました。

タイニーキャットと子猫たちは何度かの健康診断と予防接種を受けました。
4か月後、タイニーキャットと子猫たちはそれぞれに新しい家族のもとへ旅立って行きました。
タイニーキャットと子猫の2匹は私たちの家族に都も考えましたが、それは最良の結論ではないと諦めました。
それは、私たちが暮らす自宅の事情にありました。

私とボーイフレンドが暮らす自宅は、もともと工場と倉庫として使われていました。
その一部をボーイフレンドが改装し、自宅として使っています。
ボーイフレンドは今も他の部分を改装していて、いずれはレンタルしようと考えています。
タイニーキャットはかつて工場だった部分で暮らしているのを見つけました。
自宅の隣には改装中の建物があり、そこを抜けると交通量の多い通りに出ます。
私とボーイフレンドはこの4か月の間、細心の注意を払ってタイニーキャットと子猫たちの安全を守ってきました。
でも子猫たちが大人になったとき、安全を維持できるのか不安の方が大きかったのです。
私たちはタイニーキャットとその子猫たちに最高の人生を生きてほしいと結論しました。

タイニーキャットはボーイフレンドの両親がとても気に入りました。
そう、彼女はボーイフレンドの実家で暮らしているので今でもときどき会うことができます。

私は今でもタイニーキャットと子猫たちの写真を眺めるのが大好きです。
彼女たちと暮らした4か月は私たちにとって貴重で最高の時間でした。
私たちの目標を実行に移しふさわしい環境を整えることができたら、一生を共に暮らす猫を迎えたいと思っています。