ドイツのローゼンハイムに住む旅好きの32歳の男性マーティン・クラウカさんはモロッコの路上で出会った猫「モーグリ」と一緒に様々な所へ旅をしています。
ふたりはマーティンさんのバイクに乗って今までに12か国以上の国を訪れたそうです。
マーティンさんとの出会いがモーグリを冒険猫に生まれ変わらせたのです。
昨年3月、マーティンさんは友人と一緒にモロッコに旅行していました。
そのとき野良猫だった「モーグリ」は路上でケガを負い独りぼっちでいたところをマーティンさんに発見されました。

モーグリはしっぽをケガしておりかなり衰弱していたためマーティンさんは放っておけずに保護しその日の予定を全てキャンセルしてホテルで一晩中看病したのです。
地元の人の話ではモーグリの母猫は車の事故で亡くなっておりモーグリはまだ幼いにも関わらず独りぼっちで生きているようです。
このままではモーグリも長くは生きられないだろうということでした。
マーティンさんはそんなモーグリをまた路上に戻すことができず、一緒に連れて行くにもバイクに順応することができるかを確かめることにしました。

モーグリをバイクに乗せると最初は慎重になっていましたが、30分も経過すると完全に適応したといいます。
マーティンさんとモーグリの最高のコンビの誕生です。
マーティンさんは2017年7月に仕事を辞めて8月下旬にモーグリと連れ立って長期間のバイク旅に出ました。地中海沿岸からイランに入り12月にアラブ首長国連邦のドバイに到着するまで10か国を旅したそうです。

移動中、モーグリはバイクの正面に取り付けたバッグの中で過ごし、自然の豊かな所に来るとバッグから顔を出し景色を眺めて楽しんでいました。
街中でモーグリはマーティンさんの肩に座って辺りを観察し安全を確認すると探索に出掛けます。
モーグリの観察力は素晴らしいものがありマーティンさんがテントの場所がわからなくなると正しい方向に導いてくれるそうですよ。

モーグリとの旅はマーティンさんにとって思いもよらないことがたくさん起こりました。
猫が一緒だからということで入れないイベントや場所もあり国境を超えるときも手続きが大変でした。
また猫同伴ということでホテルでの宿泊を拒否され寒い夜の砂漠で一夜を明かすこともありました。
ハプニングだらけの旅でしたが、マーティンさんにとって毎日がとても充実していたそうです。

現在、マーティンさんは滞在先のドバイで働いていますが、夏にはパキスタンとインドを旅する予定です。
マーティンさんとモーグリのふたり旅はまだまだ終わりを知りません。
次の冒険について楽しみで毎日ワクワクしているようです。