トラックのパーキングエリアにあるガソリンスタンドでした。
子猫に何が起きたのかは分かりませんが、とにかくひどい火傷でした。
手当てをしてあげなければ・・・そう思いました。
私は着ていたベストの胸に子猫を入れてバイクを走らせることにしました。

店を探して子猫のための買い物をしました。
マグロのキャットフードと薬を購入しました。
汚れていた子猫をきれいにして、抗生物質の軟膏を使いました。

私たちは殆ど野宿で旅をしてきました。
子猫は少しずつ火傷が癒えて行き、元気を取り戻していきました。

大きなサルのぬいぐるみを子猫のために購入していました。
子猫は大きなサルの上でお昼寝をしました。

子猫はバイクで走るときは私のジャケットやベストの中でじっとおとなしくしていました。
私はこんなにおとなしくじっとしていられる猫を見たことがありません。
子猫は私たちとの旅の暮らしがさほど悪くはないと感じてくれているようです。
私たちは子猫をパーティー・キャットと呼ぶようになっていました。
パーティー・キャットは行く先々でいろんな人とふれあいながら、仲間にも見知らぬ人たちにも笑顔を向けられました。

パーティー・キャットは一日300マイル(約480km)を走破する日も問題はありませんでした。
そして旅ならではのちょっとした冒険もパーティー・キャットは楽しめるようになりました。
置き去りになった古い飛行機に遭遇したこともありました。
きれいな湖のビーチで思う存分遊びました。
パーティー・キャットは遊び疲れると大きなサルの上でぐっすりと眠りました。

ニュージャージーに帰りついて、パーティー・キャットを動物病院へ連れて行きました。
幸い火傷は問題なく完治していて、耳の中のダニと軽度の寄生虫の症状を治療してもらいました。
そして最初の予防接種を済ませました。

長い道のりを一緒に旅してきたパーティー・キャットは、我が家の暮らしにもすぐに馴染んでいきました。
健康を取り戻した彼は幸せそうです。

あれから2年。
すっかり成長したパーティー・キャットはたくましい猫になりました。
私のベストに入ることはもうできませんが、店で休憩をとるときは足の上で昼寝に付き合ってくれます。
夜遅く作業をするときも傍で仕事祖する私傍で眺めています。
旅の途中で偶然見つけた子猫は私の親友に成長しました。