子猫の元の飼い主の話によると、家を抜け出した母猫は外で妊娠し、6匹を出産しました。
残念ながら2匹はすぐに亡くなり、2匹は正常に生まれたそうです。
私が最初に子猫たちをサイトで見つけたとき、きっと誰かが救いの手を差し伸べるだろうと思いました。
ところが、2週間が経ってもまだ掲載されていたのです。

私は飼い主に連絡を取りビデオを送ってもらいました。
それを見て、私は2匹に豊かな人生を送るチャンスが与えられるべきだと思いました。

白と黒のメスにソネット、もう1匹のオスにハイクと名前を付け、引き取ってすぐに動物病院へ向かい、詳しい検査を受けました。
すると、2匹は膝関節の異形成と脛骨欠損症と診断されました。
脛骨欠損症は人間の場合、100万人に一人の確率で起こり、猫にはその統計データがない非常に珍しい先天的な異常です。
遺伝の場合もありますが、2匹の母猫が外で妊娠していることから、母猫の栄養不足あるいは毒物への接触も原因の可能性があると考えられました。

2匹には尻尾がありませんが、後ろ足に感覚があり、幸いこの時点で痛みがありませんでした。
ソネットはひとつの足に4本の指を持ち、5本目の指の代わりにふたつの爪が伸びています。
これも非常に稀な逆ポリダクチルと呼ばれる状態です。

後ろ足が自由にならないことは2匹にとってそれが普通であり、気の毒なことではありません。
多くの人に理解してほしいのは、可哀想と思う気持ちが投影されると、動物は哀しくなり、自分を生きる価値がないと感じてしまいます。
苦しんでいない限り、気の毒に思う必要はありません。

診断を受け、私は下半身を安定させる外科手術を受けられる病院を探すことにしました。
ソネットは前足で下半身を持ち上げて移動する方法を身に着けていました。
ハイクは前足で俊敏に動き回ります。
そして2匹は毎回大変な思いをしなければならないにもかかわらず、必ずトイレを使いました。

ハイクとソネットはとても仲がよく、愛情深い性格です。
2匹とも、私にお腹を擦られるのが大好きでした。
ソネットは私が気付かないうちに4回もベッドの上に上がってきて誇らしげな顔を見せて驚かせました。
ハイクは、私がそれ以上は無理だと思うまで彼の顔を私の顔にこすりつけるのが大好きでした。

ハイクとソネットと暮らし始めて1週間が経った頃私は2匹にするべきことについて悩んでいました。
それは2匹がトイレを使うとき、彼らは不規則な方向を向いている後ろ足が排泄物触れてしまいストレスになっていたのです。
ハイクとソネットはお風呂がとても苦手なので、彼らは毎回、体をきれいにするためにエネルギーを使わなければなりませんでした。

深刻なのは運動能力への影響で2匹の生活の質を著しく低下させることでした。
さらに痛みや不快感が今後ないとは言いきれません。

私は獣医師に相談を重ね、ハイクとソネットに矯正手術を受けることを決め、高額な治療費を賄うために寄付を募りました。
2018年3月、ハイクとソネットはそろって1回目の手術を受け、リハビリと理学療法を取り入れました。
ハイクは理学療法に少し苦労しましたし、ソネットは後ろ足が動いたときに戸惑っていました。

その後、彼らは計5回の矯正手術を耐え、驚くべき回復力を発揮して後ろ足は次第に正常な状態へ近付いて行きました。

2018年7月、ハイクとソネットの治療に関わった理学療法士の女性が2匹を一緒に引き取りたいと申し出てくれました。
彼女の夫もまた動物に関わる仕事をしていて、2匹にとって理想的な家族が現れたのです。
試験的な滞在の後、2匹は新しい家族のもとへ旅立って行きました。

ハイクとソネットは新しいママとパパに愛情を注がれ、幸せな毎日を送り始めたのです。

私は2匹に豊かな人生をと願って愛情を注いできました。
私にとってハイクとソネットは特別ともいえる存在になっていました。
でも、私には助けを必要とするたくさんの猫たちが待っています。
私はハイクやソネットのような幸せな猫を増やすことを選びました。
幸せなことに、ハイクとソネットのママとパパは、私との交流を持ち続けてくれました。
ママとパパの夏の休暇の間、2匹は3週間私のところへ里帰りしました。
多くの人に支えられた2匹は豊かな時間を過ごしています。